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 この短編映画にはいくつかの分岐点が存在し、同じ場面をリピートして違う展開になるなど、後述する宮崎駿監督の狙いが散りばめられている。ストーリーの鍵を握るのは翼の生えた少女。これも1つの分岐点にすぎないのだが、政府機関から命からがら少女を救い出した2人が、車を走らせ逃げているとトンネルの出口に『不保証生命!』の文字が現れる。ここから先は危険らしい。放射能が蔓延した外の世界ということなのだろう。そして、地上に出ると背景にはチェルノブイリらしき原発の塔が並んでいるのどかな田園地帯に出る。そして、また看板。今度は「EXTREME DANGER」とある。

 少女はその後悲しげな顔をしながら飛び始め、水平線の彼方へと消えて行くのだが……。

 実は、この2人の警官こそ、CHAGEとASKAなのだ。明記はされていないが、サングラスをかけている方がCHAGEなのだろう。原発事故に対し、屈せず、少女を希望の象徴とし、最後の希望を失っていかに人は行きて行くのか……。On Your Mark(位置についてヨーイ・ドン)というタイトル、我々はそういうことを考え、初めてようやくスタートするのだと宣言しているようにとれる。

■PVに込めた、宮崎駿の強い“思い”とは?

『月刊アニメージュ』1995年9月号でのインタビューで、宮崎駿監督は「地上には放射能があふれていて、もう人間は住めなくなっている」「いわゆる世紀末の後の話。放射能があふれ、病気が蔓延した世界。実際、そういう時代が来るんじゃないかと、僕は思っています」「状況に全面降伏しないで、自分の希望、ここだけは誰にも触らせないぞというものを持っているとしたら、それを手放さなければならないのなら、誰の手にも届かないところに放してしまおうという。そういうことですよ」と、熱い胸の内を明かしている。

 また、本作に対し、監督は「歌詞を曲解して作った」「暗号のような物をいっぱい入れてある」と語っており、この為、見る側によって異なる解釈が存在するようになっており、ハッピーエンドとバッドエンド、どちらとも取れる内容になっている。

 今回延期になった「CHAGE and ASKA」のスペシャルライブ2013 “On Your Mark”。こうやってみていくと、何か行動を起こす宣言だったのではないかとも思われる。

 ただ、そのライブも何者かの妨害にあって実行できなくなってしまったのか。もしくは、なにか肝心なことを隠してでもしなくてはいけない事態になったのであろうか。「僕はこの瞳で嘘をつく」ASKA、一体今、どこで何をしているのだろう。
(アナザー茂)

記事は、ハピズムより

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