>  >  > 【読ム】なぜ?日本に不利になる五輪ルール
【陰謀社会学】

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画像は、Wikipediaより

 こんにちわ、陰謀社会学研究科家の聖橋乱丸である。

 さて、今年9月に2020年のオリンピック開催地が決まるとして話題になっている。「東京」もその中に名乗りを上げており、ほかにもスペインの「マドリード」トルコの「イスタンブール」が立候補しており、各国から注目が集まっている。

 この候補地に関して言えば、オリンピックに伴ってさまざまな協議ができる施設を整えたり、多くの宿泊施設や世界各国から来る観客やマスコミに対する放送施設などを作らなければならない。また、選手がスムーズに移動でき、快適に過ごせるためのインフラの整備も必要だ。

 昭和39年の東京オリオンピックでは、日本が高度経済成長期だったこともあり、開催地の東京では、開催に向けて競技施設のみならず地下鉄やモノレール、ホテル、首都高速道路などのインフラの整備が行なわれ、都市間交通機関の中核として首都圏から中京圏を経由して、京阪神に至る三大都市圏を結ぶ「東海道新幹線」も開会式9日前の10月1日に開業した。これらのほとんどは、現在に至るまで改良を重ねながら利用されている。特に、首都高速道路の建設は急ピッチで進められ、東京国際空港(羽田空港)から国立競技場までつながり、途中で「銀座」「東京駅」「皇居周辺」「国会議事堂」「霞ヶ関官庁街」などの主要施設を経由するルートが大会前に完成し、その交通機関やインフラは、現在も東京だけでなく日本の重要なインフラになっているのである。

 2020年の東京オリンピックに関しては、これを提唱した石原慎太郎前東京都知事は、「東京都内は1兆5676億円」「東京以外の地域が1兆2666億円」、「計2兆8342億円」という巨額な経済効果になるということを提唱していた。

 これはあくまでも試算であるが、前回のロンドンオリンピックでいえば、約1.5兆円の経済効果があったといわれている。

 さて、オリンピックは、開催するだけでそれだけの巨額な経済効果があるとされているが、それだけに、会場選びには、非常にに大きな力が動くとされている。

 特に、1980年~2001年にかけて国際オリンピック委員会(IOC)の会長を務めたフアン・アントニオ・サマランチ・トレジョー氏の時には、さまざまな陰謀説が渦巻いた。

■オリンピック陰謀論の中核・サマランチ氏とは?

 スペイン人であるサマランチ氏は、1980年のモスクワオリンピックの後に選出された。

 モスクワオリンピックは、当時の米ソ冷戦の影響を受けて、西側諸国の多くが不参加となり、オリンピックとしては問題がある開催であった。しかし、冷戦のさなかに東側の国家でもオリンピックを開催するということは「平和の祭典」として最も重要であると考えられ、開催された。

 しかし、そういった“平和の祭典”としての意識は、“モスクワオリンピックの失敗を繰り返さない”という大義名分のもと薄まり、そしてサマランチ氏が、前任のキラニン男爵から会長を引き継いだのである。

■サマランチ氏による、腐敗オリンピック史の幕開け 過剰な商業主義・汚染された開催地選考

 もともとサマランチ氏は、スペインの内戦からフランスへ逃げた経験もあるため、政治的な問題に非常に敏感であった。また、会長に就任したきっかけが、モスクワオリンピックであったことも影響し、サマランチ氏は、“政治的にオリンピックを考える会長”として活動を行った。

 まず、オリンピックの「財政的健全化」ということで放映権やスポンサーシップの管理を行うなど、“経済効果”を前面に打ち出すようになった。

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