>  > 美しすぎる骸骨たち、一体なぜ?
【ジュージーの世界耽美ニュース】

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――形態と色彩、歴史と文化、道徳と非道、男と女……すべての垣根を越えて“美は不朽の正義”のモットーの下、ロンドン在住のゲイボーイ「ジュージー」が世界中の不思議なニュースから、思わず「ビューティフル&おもしろーーい!」と唸った話題をお届けします。

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画像は、「COLOSSAL」より。St. Valerius in Weyarn

 ロンドン・ゲイボーイで不思議研究家のジュージーです。ロンドンはすっかり冬へまっしぐらで、バーバリーのコートが必須になり始める時期となりました(私はヴィヴィアンやマックイーンの方が好きですけど)。

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画像は、『死の帝国』(創元社)より

 今回は大変興味深く、美しい本をご紹介します。アメリカ人民俗学者のポール・クドゥナリス博士の著書『死の帝国』。著者である博士は、なんと、ヨーロッパで多くの教会を訪れ、そこに眠る「美しい骸骨」たちを訪ね歩いたのです。

 そう、写真の様に美しく飾り立てられた死者たちを。

■美しく埋葬される遺体の意味

 古来より人類は、「死者の弔い・埋葬方法」に大変気を遣ってきました。亡くなった方への敬意を示すとともに、誰もが避けては通れない“死”という道を美しく飾り立ててきたのです。

 また、遺族や関係者が故人の権威を高め、己の政治目的のためにシンボルとして壮大な墳墓を建ててきたという歴史もあります。中国の始皇帝陵、大阪の大仙陵古墳、エジプトのピラミッド(ミイラが見つかっていないことから、お墓ではないという説も有力ですが)などが有名ね。

 どちらでも多くの美しい副蔵品が見つかり、当時の技術の粋を集めた工芸品・美術品が多く発掘されています。

 でも、ご存じでした?

 ヨーロッパでは同規模の墳墓は見つかっていないの。……というよりも存在しないのです。なぜならば、キリスト教徒たちは教会での埋葬が当たり前で、「他所にお墓を建設し、そこで眠る」という概念がなかったから。

 海外旅行をなさった際に皆さんもご覧になったことがあると思いますが、通常は教会の床に敷石のように墓石が埋まっていたり、大理石で美しく作られた棺に眠っていたり、教会敷地内の墓地での土葬が一般的です。

 ではなぜ、このようなスタイリストさんが作ったような美しい骸骨たちが、数世紀を経た今でも「展示」されるようになったのでしょう?

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