涙が止まらない!?

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百瀬直也

 今回は、世界中で話題になっている感動的なタイのCMを紹介したい。

 実は、タイでは、感動して思わず涙を誘うようなCMや、爆笑してしまうCMが多く制作されていて、YouTubeで話題になることが多い。今回するのは、その中でも最近特に話題となっている、携帯キャリアTruemove H社制作の3分間のCMだ。

 この動画が9月にYouTubeに投稿されると、数週間で再生回数が1千万回を超えるほど世界中から注目を集め、多くの人々が涙した。筆者も見る度に号泣してしまう。

 下にあらすじも書いておくが、ネタバレすると感動が薄まってしまうかもしれないので、まずは、動画を先に見ていただきたい。

動画は、You Tubeより

【概要】

 店で薬と栄養ドリンクを万引きした少年を女性店主が問い詰めると、病気の母にあげたいためだった。やりとりを見ていた向かいの食堂の主人は、少年が盗んだ商品の代金を支払い、野菜スープを持たせて少年を解放する。彼は、物乞いが訪れると店の食事を与える慈悲深い人物だった。

 30年後、その店主が突然倒れ、後頭部を打つ大怪我をして意識を失い、入院する。手術には莫大な費用がかかり、娘は店を売り払う決意をする。だが、父の看病で疲れて寝た娘の前に置かれていた請求書には、費用の総額が「0」となっていて、「すべての費用は30年前に支払い済み」とあった。実は父の担当医は、あの時に盗みを働いた少年だったのだ。CMは「与えることは最良のコミュニケーションである」との字幕で終わる。

 日本でも他の国々でも、YouTubeやブログで、「見たら泣いてしまう」「感動して何度も繰り返し見た」など、感動のコメントが多い。

 タイ仏教では、「タムブン」(徳を積む)をすることによって良い来世が得られると信じられ、貧しい人や僧侶に食物を与えたり、動物を殺さず逃したりするような、見返りを求めず慈悲を行うことが美徳とされる。

 そういう背景を知ると、このCMの「与えること」の意味がより理解できるだろう。いま流行の言葉でいうと、医師の行為は「最高の倍返し」だ。

■実話を基にしたCMだった

 実はこの話、米国のハワード・ケリー(1858-1943)という産婦人科医にまつわる実話が元になっている。ケリー医師は、米国東部を代表する医学校であるジョンズ・ホプキンス大学の創設メンバーの一人だった著名な医師だった。

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