>  >  > 【やってみよう】スコットランド国立博物館のパズルゲーム  

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画像は、「Daily Mail」より

 スコットランド国立博物館で、1200年前の壊れた石版を修復するのに、3Dパズルのオンラインゲ-ムプレイヤーに知恵を拝借しようという斬新なプロジェクトが立ち上がった。

 この石版というのは、「ヒルトンドボールストーン」と呼ばれ、歴史的資料として大変価値あるものなのだが、不運なことに3,000ものピースに砕け散ってしまっているのだ。長年、オタクといった陰気なイメージが定着しつつあったが、ゲーマーが歴史のベールをはぐ時代が遂に来たのだ。

 この誰でも参加できるオンラインプロジェクト、あなたもヒーローになれる、かも!?


■ヒルトンドボールストーンとは?

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画像は、ヒルトンドボルストーン

 かつてスコットランドが「カレドニア」と呼ばれていた頃、そこには古代ピクト人たちが住んでいた。彼らは、ケルトに似た多神教を信仰していたと考えられており、キリスト教の浸透も比較的遅く、8世紀あたりまでかかった。

 「ヒルトンドボールストーン」は、改宗を祝福し、その記念に彫られた十字形の石版であり、現在はグレンモーレンジ社が所有する場所で、誇らしげに立っていたと文献に残っている。その石板は何世紀にもわたり、野ざらしにされ、悪戯されたりと、辛苦をなめつつ立ち続けてきた。そして、遂に1664年、大嵐によって土台から倒壊し、下の部分が失われてしまったのだ。さらに、1666年、当時の貴族、アレグザンダー・ダフ伯爵が、残りの「ヒルトンドボールストーン」を壊し、そこに彼と彼の三人の妻の記念碑をたててしまったのだ。

 それから350年ほどして、石板が立っていた場所から、直立した土台と、十字形の石板の表面と思われる3000以上もの破片(3~30センチ)が発掘された。

 まずそれらは、国内の病院で、夜間に高性能のCTスキャナを用いて、慎重にデータ化された。さらに、考古学者による昨年の調査によって、表面に描かれている図が、キリストを描いたスコットランド最古のものであるということが明らかになった。しかし、この貴重な資料、それ以上の解析は、分割された断片が再現されない限り困難であるという。しかも、それらの3Dスキャンデータを用いて、元通りの形を再現する段階で、プロジェクトはストップしてしまったのだ。一つ一つの破片が、非常に複雑な形であり、サイズもばらばら、それらを組み合わせていくのは今のコンピュータ技術をもってしても非常に難しいという。

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