>  > Googleマップに殺人事件の現場が! 二次被害について考える

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 しばしば、あんなものやこんなものが写っているとして、ネット上に話題を振り撒く「Googleマップ」ですが、今回は正真正銘の殺人事件の現場が写っていたことが判明し、世界中に衝撃を与えています。

 11月18日にイギリスのウェブサイトで事故現場の写真付きで報道されたニュースによると、この写真は2009年、カリフォルニア州で14歳の少年が殺害された事件の現場写真とのこと。

 その写真からは、道路脇に倒れている人物と、それを警察官が取り囲んでいる光景をはっきりと見て取ることができます。

 少年の父親は、この倒れている人物を息子であると認め、Googleに対して削除を求めたと語っています。彼は「この写真を見ると、まるで昨日起きたことであるかのように多くの記憶が呼び戻される」とも語っており、Googleマップによって、図らずも殺人事件の被害者遺族が再び苦しめられるという事態が発生してしまったと言えます。なお、少年の殺人事件は未だ解決されていないようです。

 海外のウェブサイトでは「なんと悲しいこと」「早く削除してあげて」と、少年の父親を気遣う声が多数ありましたが、その反面「削除されるから早くキャプチャしなきゃ」という声も。たとえGoogleが早期に対応したところで、こうしてニュースとして取り上げられてしまうと、すべてのデータを削除するのは難しくなるでしょう。

 日本でも今年10月にストーカーによって女子高生が刺殺された後、被害者のプライベートな画像が流出する騒ぎが起きました。

 一つの尊い命が失われ、悲しみに暮れる遺族がいるなかで、被害者のプライバシーがネットで拡散されることによる「二次被害」。より多くの人が事件に関心を持つことで、事件を解決する手がかりが見つかることもあるかもしれませんが、被害者のプライバシーと人権を守るためにも、新たな枠組みが必要なのではないでしょうか。
(文=多田正志)

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