>  > 3年前に埋葬された女性が蘇った!?

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 生者の肉を求め、ふらふらと徘徊する異形の存在、ゾンビ。こんなものは映画やゲームの中だけの話であり、それが実在すると言われたところで信じる人などまずいないだろう。

 しかし学問の世界においては、ゾンビを本気で研究し、その存在を検証しようと試みた人々がいる。そして導き出されたゾンビの素、「ゾンビ・パウダー」の正体とは…。


■ ゾンビ伝説とブードゥー教

 そもそもゾンビ伝説は、ブードゥー教と深い繋がりがある。ブードゥー教とは、西アフリカを起源とし、カリブ海の島々や米国南部において伝承されてきた民間信仰だ。

 このブードゥー教の聖職者「ボコ」たちは、「動物の骨・乾燥植物・貝殻・鉱物」などを調合した謎の粉末を作っているとされ、この粉末こそが、人間をゾンビに変えてしまう効力を持つと言われる、別名「ゾンビ・パウダー」なのだ。

  この「ゾンビ・パウダー」の謎を明らかにするため、1980年代にハーバード大学の民族植物学者ウェイド・デイビス氏は現在もブードゥー教が強く社会に影響し、さらにゾンビ伝説発祥の地としても知られるハイチ共和国で調査を行った。


■「ゾンビ・パウダー」の材料と効果

 調査を通してデイビス氏は、ハイチの「ボコ」たちが作る「ゾンビ・パウダー」には、共通して用いられる材料があることを発見。それらは、「すりつぶした人骨・アマガエル・ヒキガエル・ゴカイ・フグ」の5種類で、このうちフグに含まれる神経毒「テトロドトキシン」が、人体に対して特に強力に作用するのだという。

 この「テトロドトキシン」、人間にとって少量の摂取であれば、ヒリヒリとした痺れや、時に幸福感や浮遊感さえもたらすと報告されている。もちろん多量に摂取した場合は、すぐさま呼吸不全と死に結びつくような猛毒だ。

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