>  > 「3億円事件」消えた金の行方と犯人像

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0
sanokuen.jpg
画像は、『20世紀最大の謎 三億円事件』(別冊宝島 1574 ノンフィクション)より 

 20世紀最大のミステリー「3億円事件」。未解決・迷宮入りの事件だからこそ、さまざまなイマジネーションが生まれ、幾度となく小説やドラマなどの題材とされてきた。

■「3億円事件」ブームが来ている

 今年だけでも、テレビ朝日金曜ナイトドラマ『都市伝説の女』、TBS系ドラマ『クロコーチ』、そして21日にはフジテレビ系特番ドラマ『独占追跡!三億円事件 最後の告白者たち~真犯人の影…45年目の新証言~』、さらに来年2014年1月には『テレビ朝日開局55周年記念 松本清張ドラマ スペシャル』として『三億円事件』が放送予定となっている。

なぜ、「3億円事件」はこれほど注目を浴びているのか? それは、この事件が発生してから今年で45年目という節目のせいなのだろうか。まさに今、「3億円事件」ブームなのである。

 では、「3億円事件」とは一体何だったのだろうか……?


■「3億円事件」とは?

 1968年(昭和43年)12月10日、東京都府中市。それは、強い雨が降りしきる真冬の朝だった。現金輸送車(黒のセドリック)が日本信託銀行国分寺支店を出発し、東芝府中工場に向かう。現金輸送車には、工場の全従業員の冬のボーナス3億円(正確には2億9,430万7,500円)の現金が積まれていた。

 府中刑務所外堀沿いの道を現金輸送車が通りかかった時。ふいに後方から白バイ警官の男が近づいてきて、現金輸送車を停車させた。

 警官は「このクルマに爆弾が仕掛けられているかもしれない」と警告して、乗車していた4人の銀行員を車から退避させた。その後、警官は車体の下に潜り込むと「ダイナマイトがあった! 危ない。爆発するから早く逃げろ!」と叫ぶ。

 その瞬間、車体の下から白煙が巻き上がる。逃げ出す銀行員たち。そして警官は、現金輸送車に素早く乗り込むと、猛スピードでその場を走り去り、そのままどこかに行ってしまった……。

 そう、この白バイ警官はニセモノであり、ダイナマイトと思われていたのは単なる発煙筒だったのだ。こうしてまんまと3億円(今の価値にして約20億円)は強奪されたのである……。犯行時間、わずか3分だった。

 その後、昭和の名刑事と呼ばれた平塚八兵衛が陣頭指揮を執り、延べ17万人の捜査員と約10億円の捜査費用が費やされた。だが、犯人が特定されることはなく、事件から7年後の1975年(昭和50年)12月10日、時効が成立。未解決のまま捜査に終止符が打たれた……。

関連キーワード

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。