>  >  > ゴキブリの生命力に新たな伝説

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画像は、「plosone」より

 私たち人間が誕生するよりも遥か昔、恐竜がこの地球の支配者として君臨していた時代がありました。恐竜は世界中に広く分布していたと考えられています。しかし、みなさんは今まで考えたことがありますか? 恐竜の糞のことを。世界中の至るところで、さまざまな種類の恐竜が生息していたのならば、恐竜の化石と同じように、いやそれよりもずっと高頻度で、彼らの糞の化石が出土するはずですね。でも実際にその糞の化石が出土する量は、彼らが「出した」と思われる量よりもかなり少ないのだそうです。そしてそのことは、科学者たちの間で、長らく謎とされてきました。

 そしてその謎に挑んだのが、スロバキア科学アカデミーの研究者たちです。彼らが論文サイト「PLOS ONE」で発表した研究結果によると、膨大な量であったに違いない恐竜の糞の化石が、想定されるほど出土しない理由、それは……「あの」生物が食べていたから、というものです。

 「あの」生物とは、ずばりゴキブリ! スロバキア科学アカデミーの研究者たちは、「放射光X線マイクロトモグラフィー」と呼ばれる技術を用いて、レバノンで発見された1億2,000万年前の琥珀の中に保存されていた、ゴキブリの化石を分析したそうです。そのゴキブリは、ちょうど用を足しているところで死んでいました。尻の先に、化石になった糞が付いていたのです。そして科学者たちは、そのゴキブリの糞の中に、小さな木の粒子を発見します。

 その縁が滑らかになっていることや大きさから、彼らが発見した木の粒子は、事前に外部で分解されていたことが分かりました。そしてスロバキアアカデミーの研究者たちは、ゴキブリが木の粒子を含むものを、噛まずに飲み込んだため、消化し切れなかったのだろうと考えたのです。

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