>  > 殺されかけた!? 大木凡人

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森平尚

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画像は、大木凡人オフィシャルブログより

 「この人、おじさん?おばさん?」

 さかのぼること26年前。風邪をひいてしまい幼稚園を休んだ時のこと。ぼんやりテレビを眺めていると、そこには正体不明の司会者の姿があった。キレの良い動き、ハイテンションでテンポの良いトーク、カラフルなスーツ姿、おかっぱ頭に黒ブチ眼鏡。顔はおばさんなのに、着ている服と声はおじさん…。

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画像は、Wikipedia より。井脇ノブ子氏

 当時TBS系列で放送されていた歌謡番組『街かどテレビ11:00』で司会を務めていた"凡ちゃん"こと大木凡人に感じた心のザワザワを、筆者は今でも鮮明に思い出すことができる。“ユニセックス”と形容するには年季が入りすぎているし、生々しすぎる。そのザワザワは、後に「やる気!元気!井脇!」のキャッチフレーズとピンクのスーツ姿で有名になった元衆議院議員、井脇ノブ子氏を見るたびに湧き上がる違和感に似ていた。体調不良による高熱の中で白昼夢を見ているような、不気味な心地良さをブラウン管に映る凡ちゃんに感じていた。

■凡ちゃんのヘビメタデビュー

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画像は、You Tubeより

 そんな大木凡人が、つい先日ヘビメタ歌手としてデビューした。ソーシャルゲーム『のぶニャがの野望』のテーマソング「天下布猫~ねこメタル~」が11月27日にリリースされ、大木は同曲のボーカルを担当した。「ねこメタル」のレコーディング映像はYouTubeにもアップされており、メタルTシャツに革ジャン、指出しグローブに金髪という今までの"大木凡人像"を覆す姿で熱唱する凡ちゃんの姿を拝むことができる。(http://www.youtube.com/watch?v=z9Lg6POwg7E

 ただし、ヘビーメタルなのは大木の容貌だけで、曲自体はコブシがきいた演歌のようである。「"ねこメタル"なんだから、猫ひろしのほうが良かったのでは?」という感じも否めなくはないが、凡ちゃんの歌唱力はなかなかのものなので、曲のクオリティを重視した上で大木に白羽の矢が立ったのだろう。

 また「東スポweb」(12月2日)のインタビュー記事によると、大木のヘビメタ歌手デビューはリベンジの意味合いもあるという。「なぜヘビメタで?」と尋ねられた大木は、以下のように語った。

「僕は日テレで『芸能界最強のリングアナ』という企画をやった時、一度金髪にしてるのよ。でも別番組では、『大木凡人は黒髪におかっぱで、眼鏡がないとダメだ』と怒られて。番組を降ろされるんじゃないかと噂が立ったんだけど、本当に降ろされたんだよね。金髪ヘビメタ歌手デビューは当時のリベンジですね」

 凡ちゃんは「ヘビメタをやりたかった」というよりは「ただ金髪になりたかっただけ」のようである。


■大木凡人・最強伝説!?

 今年で64歳になった大木凡人は、元々大手メーカーのセールスマンで売り上げ成績も良かったが、酒好きが高じて司会者になったという。芸名の"凡人"はジェームス・ボンドからつけたものだそうで、かけている眼鏡はレンズの入っていない伊達メガネ。また、ヤクルトスワローズに在籍していた古田敦也は母方の従兄弟だそうだ。そう言われてみれば、柔和なようで実は眼鏡の奥で鋭く光る眼差しが似ている。あと団子鼻も。

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