>  >  > 北朝鮮・張成沢処刑の真相の影にアントニオ猪木参院議員の訪朝

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張成沢

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 こんにちは、陰謀社会学研究科家の聖橋乱丸である。

 昨今、ニュースを見ていて、最も陰謀を感じるのは北朝鮮である。今回は、少々解析途中のところもあるが、北朝鮮における政治的な変化と権力構造の変化、そして、その中にある陰謀を見てみようと思う。

 北朝鮮で実力者といわれた張成沢が先日処刑された。彼は、先代総書記金正日の妹の夫であり、北朝鮮国内の内政を担当していた。そして同時に、北朝鮮と中国の間の連絡を行い、今年の1月の核実験騒ぎの時や、夏の飢饉状態の時も中国との間において援助物資を得てくるなどの功績をあげていた人物。しかし、彼の処刑日は刻々と近づいていたのである――。

 まずは、血縁関係。金正日の妹の夫ということは、現在の第一書記である金正恩の義理の叔父にあたる人物である。ゆえに、その権力基盤は総書記または第一書記との血縁関係に基づくものであった。しかし、妻・金敬姫(金正恩の血のつながった叔母にあたる)の病気によって、その基盤が揺らぐ。さらに、張成沢を含む中国と近しい関係にある故金正日時代の腹心たちが豪遊をしていることに対し、金正恩はずっと快く思っていなかった。


■玄松月の銃殺後

 そして、玄松月の銃殺である。玄松月とは、すでにご存じの方も多いと思うが、金正恩の元カノであり、李雪主と金正恩が結婚することによって捨てられてしまった、元劇団員の花形歌姫だ。彼女は、金正恩に捨てられてしまったのちに、銀河水管弦楽団に入団し、ポルノ女優と社会風刺劇を行うことによって人気を博したが、今年の秋に「反政府活動」として、劇団員とともに逮捕され、機関銃による公開銃殺刑が行われた。

 この公開銃殺刑は、彼女たち全員が全裸にされ、丸太に縛り付けられることによって行われた。「ポルノに出ていたのだから、裸であっても問題がない」というのがその理由らしい。人前で強制的に全裸にされた彼女たちは、順番に機関銃を乱射された。銃殺の後、その現場にはおびただしい血と小さな肉の塊しかなく、人間がいたという痕跡は全く認められなかったという。

 さて、金正恩は、自分に反抗するものは元カノであってもこのような処罰をするということを示したつもりであった。しかし、張成沢はそれでも態度を変えなかった。彼にしてみれば、中国や日本、アメリカとのパイプは自分しかいないと考えていたし、またそのパイプがなければ、何もできないはずと考えていたのである。

 しかし、金正恩は、それを許すはずがなかった。

 そもそも、金正恩は、自分の世代に金正日信奉者がいるということ自体が気にくわないのである。特に、自分の叔父が自分や金一族の名を利用して大きい顔しているのは許せなかった。そこで、金正恩は周到に罠を仕掛けたのだ。

 ここが陰謀である。

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