>  > スティーブン・キングお墨付きのホラー作家が遺した、死のコレクション

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形態と色彩、歴史と文化、道徳と非道、男と女……すべての垣根を越えて“美は不朽の正義”のモットーの下、ロンドン在住のゲイボーイ「ジュージー」が世界中の不思議なニュースから、思わず「ビューティフル&おもしろーーい!」と唸った話題をお届けします。

 今回は、英「Daily Mail」の記事で紹介された、1999年(恐怖の年ね!)に亡くなったアメリカ人作家、マイケル・マクダウェルの遺品について書くわよ!

 マイケルについてご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、実は、あのホラー界の巨匠「スティーブン・キング」からも高く評価されたほど人気のホラー作家。日本では、アメリカ深南部の田舎町を舞台に、呪われたアムレットがつなぐ惨劇を描いた『アムレット』(1988・早川書房)が翻訳出版されています。

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画像は、マイケル・マクダウェル氏。ひげもじゃでオカルト好きのゲイって、なんか親近感沸くんですけど・・・。「Daily Mail」より

 また、彼は作家としてだけではなく、映画やテレビの脚本家としても活躍していたのよ。日本でも公開されたティム・バートン監督の『ビートルジュース』(1987)や『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993)の脚本なども彼の作品! ビートルジュースは私の幼少期の大好きな映画の1つで、今でも時々観たくなるわ。まだの方はぜひお試しあれ!

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画像は、『ビートルジュース』(ワーナー・ホーム・ビデオ)。マイケル・キートンがクレイジー過ぎて笑える!


■マイケル・マクダウェル、死のコレクションとは?


 そんなマイケルが生前30年間かけて収集した16世紀からの死のコレクションが、イリノイ州のノースウエスタン大学に購入され、公開が準備されているそうなの。

 実弟のジェームスさんは「こんなに多くのものがあったとは知らなかったが、兄のゴシック好きの性格を知っているので、こんなにも多くの「奇怪な」品々が集まったのは不思議ではないですね」と言ったそうよ。

 奇怪な品々は何かというと「マイケルがコーヒーテーブルとして使用していた本物の棺」「処刑場面の写真」「死に装束」「遺髪を留めていたヘアピン」など死にまつわるものが盛りだくさん。

 今後の展示を扱う責任者はこの品々について「それぞれの品が当時(16世紀~)の死のあり方を示していて大変興味深い。当時はもっと死は身近なもので、今ほど敬遠されていたものではない。今回の遺品整理・展示を通じて、現代における死へ向き合い方を問うてみたい」と言っているわ。

 中世ヨーロッパではペストが流行し、多くの国で人口が激減したけれど、その時代に生きていた人々は「やはり人間は死と隣り合わせである」と実感していたはずよね。だからこそ、常に死と向き合うことで恐怖心を克服しようとしていたの。だから絵画や彫刻にもしゃれこうべや死神なんかを取り入れたり、亡くなった方の遺髪をロケットに入れ肌身離さず持ち歩いたりすることで「死なんて怖くないぞ!」と死を受け入れる生活訓練をしていたわけ。

 自分の収集品が売られてしまったマイケルは今頃なんて言ってるかしらね? いかに数点を画像つきで紹介するわね。

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画像は、「ミイラの作り方の本」「遺髪を留めていたヘアピン」 Daily Mailより

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画像は、「18世紀の幼児の遺影」Daily Mailより
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画像は、「心霊写真特集の本」Daily Mailより

 ほかにも、詳しく読みたい方は「Daily Mail」の記事にGOよっ!

■ジュージー・エレガンザ
ロンドン在住の30代ゲイボーイ。B型・いて座で、相方はイタリア人ファッションデザイナー。ロンドン大学で美術史と考古学を学んだ後、モデル、俳優、国際線キャビンクルー、ジュエリーデザイナー、旅行会社勤務等を経て、現在はフリーランスライター。英国スピリチュアル協会およびスピリチュアルヒーリング協会会員。得意分野はスピリチュアル・オカルト・ファッション・アート・骨董・歴史・フード・旅行など。

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