>  > 『コスモアイル羽咋』にUFOバカの本気を見た

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宇宙人

初出 日刊サイゾー 2009.06.02

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UFO型の建物のわきにそびえ立つのは、マーキュリー型レッドストーンロケット。
どう見ても本気です。

この退屈なご時世に、退屈しのぎに退屈そうな場所に行ってみるシリーズ【退屈巡礼】。今回は、石川県羽咋(はくい)市の『コスモアイル羽咋』をご紹介。「UFO関連」となるとついつい「胡散臭ぇ!」からの「ガッカリ」を期待してしまいますが、いやはや、本気で目をみはってしまいました。

 全国各地、いろんなもので町おこしをしているものですが、いちばんスゴいなぁと思うのは、「出るんだか出ないんだかわからないシロモノ」での町おこし。たとえばツチノコなんかもそうですが(毎年「今年も見つかりませんでした」というオチのイベントが開かれていたりします)、もっとも熱いのは、やはりUFO関係でしょう。日本各地に「UFOの目撃情報が多い」というのをウリにした町がありますが、中でも石川県・羽咋市はマニアも認める「UFO神話の街」として有名な地。ここに古くより伝わる「そうはちぼん伝説」はUFOのことだと言われている(古文書の巻物に記されているあたり、そのテの話が好きな人にはたまりません)という歴史の長さ、そしてつい数年前も、正月番組の生中継中に謎の光る飛行物体が記録されるなど、かなりしっかりと"実績"のある「UFOの里」なのです。

 そんな羽咋市のUFO町興しの中心にあるのが、宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」なる博物館。UFOの里であり、しかも"宇宙の出島"なんて銘打たれたコスモアイル、さぞかし宇宙に向かって(いろんな意味で)電波を発しているに違いない! と期待せずにはいられません。

 実際に到着してみると、付近は想像以上にのどかな住宅街で和んでしまいましたが、そんな平和な光景に、いきなり現れるUFOのようなドームにまずビックリ。そして玄関わきには「実際に使用された」と説明にあるロケットまで立っています。正直、もう少しほのぼの......というか、B級っぽいテイストも期待していたんですが、どうやらガチで宇宙科学博物館のようです。

 そして、外観に負けず、中の展示もなかなかの充実ぶり。アポロ宇宙船や月面着陸船から火星探査車、ボイジャー惑星探査船など、すべて実物大で、実物と同じパーツを使って作られたパーフェクトなレプリカがギッシリと並べられ、ヴォストーク宇宙カプセルに至っては、実際に宇宙から帰還したというマジモノ!(発ガン性物質が含まれているので手を触れるな、と怖いことが書いてある) こういう物言いはたいへん失礼ですが、まさかこんな物があるとは......という気さえする展示物には、いい意味で予想を裏切られました。

 ......というマトモな展示はさておき、UFOは無いの? と思ったら、ちゃんと関連ブースもありました! ですが、こちらもトンデモ系というわけではなく、極めて科学的かつ冷静に科学者がUFOを語るコーナー。グレイ型宇宙人の解剖人形などもあるんですが、片隅に追いやられてなにやら悲しい状態に......。

 そんなワケで、ハッチャケたものを期待して来たUFOファンにはやや物足りないかもしれませんが、それでもこの素晴らしい内容には大満足。もしB級テイスト的なものを求めるなら、町のあちこちにあるUFO型の街灯や看板や「UFO定食」「UFOラーメン」といったムチャなメニュー、さらには「ユーフォリア」なる温泉施設まで、町をあげてのUFOバカ(褒め言葉です)っぷりを探索するといいでしょう。個人的にいちばんツボだったのが、錆びていてよく見えなかったんですが「U(うどん)・F(ふとん)・O(おふろ)」という看板。一体、どんな店だったのか、UFOよりも気になって仕方がありません。

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休憩所にずいぶんカジュアルに置かれている月面探査車。なんと乗って記念撮影可。

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かつては宇宙開発競争を繰り広げたソビエトとアメリカの宇宙船が仲よく並べられております。

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アポロ司令船の実物大レプリカ。中までしっかりと造られています。
ちなみに「アポロチョコ」はもちろんこの形がモデル。

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