>  > 心臓の鼓動を利用した人間発電装置!

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 現代を生きている私たちにとって、ガジェット類の電源の確保は非常に悩ましい問題でもある。しかし、そう遠くない将来、身の回りのガジェット類を充電するために、あなた自身が電源となる時代がやってくるのかもしれない。そんな最新の研究発表について紹介しよう。

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体内埋め込み装置1「Daily Mail」より

 先月16日、アメリカと中国の学者たちから構成された研究チームが、学術誌「米国科学アカデミー紀要」上に発表した内容によると、なんと、「臓器の運動によって発電する体内埋め込み装置」の開発に成功したという。

 この装置は、(極めて細い)チタン酸ジルコン酸鉛のリボンや、コンバーター、バッテリーなどを、生体適合性プラスチック内に収めた構造を持ち、圧電効果(圧力が加わることで電力を生じる)によって発電する仕組みとなっている。つまり、生物の心臓・肺・横隔膜のように絶えず動き続けている場所に取り付けることで、常に電力を供給してくれる装置なのだ。

 研究チームは、この装置をすでに牛の体内へ埋め込み、動作させることに成功しており、さらに電力供給量を2倍にするため、心臓に2個の装置を取り付けることも成し遂げたという。そして次の段階として、まずは医学的な目的のために、ヒトの体内へと埋め込むことを構想している。

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体内埋め込み装置2「Daily Mail」より

 「心拍モニター、ペースメーカー、電気除細動器、神経刺激装置などは、すべて電力に頼った装置です。臓器の自然な運動から電力を直接取り入れることは、生物医学的装置の未来にとって重要な選択肢となるはずです」とした上で、研究者たちは、将来はガジェット類へと給電するためにも応用が可能となるだろうと語っている。

 発表では、「完全にフレキシブルで、心臓・肺・横隔膜の収縮と膨張の繰り返しから、エネルギーを生み出して蓄えることもできる、この統合されたシステムが、人体に適用可能であることはすでに論証済みだ」としているが、果たしてどれほどの人が自らの体を発電装置にしたいと思えるだろうか。
(スポンジ保父)

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