>  > 「家なき子」も今の日本では放送を許されない?

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画像は、『明日、ママがいない』公式HPより

『明日、ママがいない』(日本テレビ)が方針転換をする。

 現在、世間を賑わせている『明日、ママがいない』の是非を巡る論争。議論のきっかけとなったのは、第1話放送後、慈恵病院が「フィクションだとしても許される演出の範囲を超えている」と異を唱えたことだ。

「児童養護施設へ入所する前に家庭で虐待を受けたお子さんの、傷ついた心のケアの問題です。虐待を受けた中には、トラウマ(心的外傷)の影響から脱却できないケースがあります。友達が冗談で投げかけた『ポスト』『ロッカー』『ドンキ』などの言葉も、虐待を受けた子どもの心には刃物のように突き刺さり、フラッシュバックの引き金になりかねません」(慈恵病院 文責:産婦人科部長 蓮田健)

 現在、児童養護施設に住む子どもたちだけでなく、このドラマを見ることでフラッシュバックし、リストカットした若者もいるらしい。それは、重く受け止めなければいけない事実であり、日本テレビ側もドラマの内容の改善を約束したと発表された。

 では、今回の件を、ドラマや映画制作関係者はどう見ているのか?

「元々のテーマがナーバスなもので、それに対する意見があれば、真摯に受け止めなければいけない。言い分は充分に理解できます。ただ、内容の変更をするのではなく、時間帯を遅らせるという手もあったかなと思います。22時からのドラマということでチャレンジした部分もあるのでしょうが、今や22時のドラマも、大人のみでなく、子どもを考えて作らなければいけない。このような内容で伝えたいことがあるのならば、映画でR-15にするとか、もっと遅い深夜ドラマにするとかしかないのかな・・・と。いや、深夜でも批判は起きるかもしれないですね。これからは、より配慮したドラマを作らなければいけなくなるという認識を持っています」

 この問題を『ワイドナショー』(フジテレビ)にて振られた映画監督の木村大作は、

「そういう日本なんだよ。なんだか知らない規制をかけるんだけど、大きな規制に繋がっていくから俺は嫌だね。自由にやったらいいんだよ。それがダメなら観なきゃいいじゃないか。むかしの(1994年に放送された『家なき子』)、『(同情するなら)金をくれ!』は、流行り言葉になったのに」

 と、『家なき子』(日本テレビ)は今の時代では許されないだろうと嘆く。

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