>  > サイボーグゴキちゃん誕生!?

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 台所などの水回りにあるわずかな隙間などに潜み、目にも止まらない早さで“ササッ”と動きまわり、人々に飛び上がらんばかりの恐怖を与える昆虫、ゴキブリ。

 人々を阿鼻叫喚の渦に巻き込む彼らの歴史は古く、おおよそ3億年前から存在していたと言われている。それからあまりフォルム的には進化をせず、森林に住み、腐った木々などを食料としてしていた。しかし、人類が発達するに連れ、都市部に進出した種もいるのは周知の事実だ。古典を紐解けば、平安時代には「阿久多牟之(あくたむし)」や「都乃牟之(つのむし)」と呼ばれ、江戸時代には「油虫(あぶらむし)」とも呼ばれていたという。それらは残飯や動植物の遺骸はもちろん、人間の垢や毛髪、油まで食べ、過酷な種としての生存競争を生き残ってきたのだ。

 ゴキブリがなぜ、みなから嫌われているかといえば、不気味なフォルムと1秒で1.5mほど移動すると言われている走行速度のためでだろう。見た目で判断するのはいかがなものと思いきや、ゴキブリはサルモネラ菌などの病原体を伝播することもあり、また電気設備のケーブルなどを噛み切り、人間に噛み付くこともあるというから、嫌われている原因は見た目だけではないのかもしれない。

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※画像:YouTubeより

 ところがそんなゴキブリに名誉挽回のチャンスが訪れた。彼らを利用し、環境汚染のモニタリングや放射能汚染のおそれがある環境の調査に役立てようと大阪大学と東京農工大学が共同で研究しているのだ。

 この研究では、15mm×20mmのバイオ燃料をゴキブリに組み込み、電気刺激で脳に指令をあたえ、さまざまな地域を調査させることが可能になるという。つまりは“サイボーグゴキちゃん”を誕生させ、彼らに危険地域を調査、研究させようというのだ。しかもこれに組み込まれるバイオ燃料は、ゴキブリの腹部布動きと体液の圧力で発電できるため、生きている限り半永久的に電力が供給されるようになっているから驚きである。

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※画像:YouTubeより

 もし、この研究が実現したならば、ゴキブリの地位が害虫から益虫へのステップアップも可能!! …だが、インターネットなどではこの一報を知るや、「大逆襲されそう」という『テラフォーマーズ』(集英社)よろしくゴキブリが支配する世界の誕生を恐れる声や、「なぜゴキブリを使った、せめて他の昆虫にしろよ」などというもとも子もない意見まであふれているようだ。

 以前、当サイトでもゴキブリをサイボーグ化し、自由にコントロールするキットが発売されたのを伝えている。(※サイボーグ化されたゴキブリが新発売ー人類とゴキの類似点に着目、ともに優秀!?)だが、あのキットは不完全なものであり、スグにコントロールが不可能になってしまうものだった。今回のサイボーグゴキブリは、人間にコントロールできるものなのだろうか。だが、やはりできることならばカブトムシやクワガタなどを使っていただきたいとも思うのだが…。
(文=ブレンディ佐藤with殺虫剤)

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