>  > 銀行強盗逃走車がシートベルトをするのは放送業界のルール!?

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 近年、視聴者だけでなく、作り手側からも「TVがつまらなくなった」という声が挙がっている。

「彼ら(ビートたけし・タモリ・明石家さんま)は売り出し中で、スタッフと一緒に必死になって番組を作った。だから、『ひょうきん族』(フジテレビ)という番組は成立した。あの手法で番組を作るには、今の芸人は質が低い。」(元フジテレビ・エグゼクティブプロデユーサー横澤彪)

「いつの間にか、よそと同一に観られることを、温室の中で『まあいいか』と甘受してきたんじゃないか」(プロデューサー大多亮)

「BPO(放送倫理・番組向上機構)で槍玉に上げられそうな内容や、賛否両論がありそうな案件を最初から避けているように見える」(『現代ビジネス』(講談社)より)

 どれも的を射た意見に聞こえるが、現在、番組を制作している現場はどのように感じているのか。ダウンタウンの松本人志と『永遠の0』の作者であり、放送作家の百田尚樹が『ワイドナショー』にて語った。

 まず、松本は「規制がなかったらアカンと思う。規制があるからこそ面白くもできる。ギリギリの所を探して、遊んでいる部分もある」と踏まえた上で、「サービス精神がゆえに、(規制より)ちょっとハミ出してしまうこともあるんですけど、そこを一切なしにしてしまうと、TVは毒にも薬にもならんものになってしまう。(中略)我々はただ(視聴者に)楽しんでほしい。笑ってほしいから(番組を作っている)、何の悪意もない。それを罪人みたいに言われると悲しい」と嘆く。

 百田は、TVをつまらなくしている要素に、クレームの質を挙げる。

「行き過ぎのクレームもある。たとえば、TVドラマで銀行強盗のシーンがある。その犯人が車に乗る時、必ずシートベルトしなければいけない。シートベルトしないで犯人が逃げると、あとでえらい(視聴者からクレームがくる)ことになって、放送できなくなる。おかしいやろ。銀行強盗のシーンはええのに、シートベルト(つけないのは)あかんのか。人バンバンバンバン撃ってね、逃げる時にシートベルトをしっかりとする。それで、赤信号を突っ切ったらダメです。だから、赤信号では止まるんです」

 と、摩訶不思議なドラマ内のルールを明かす。

 近いうちに、ドラマの銀行強盗のシーンの下に【絶対、真似しないで下さい】というテロップが入る時代になるかもしれない。そうではなく、時間帯によって、TVの演出方法や内容を変えてほしいと思うのは、筆者だけだろうか。
(TV Journal編集部)

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