>  > 【封印映画】精神病院で一騎討ち!?

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――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

【今回の映画 『殺人狂時代』】

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殺人狂時代 [DVD]』(東宝)


■原作「は」すごくいい

 2005年没後も根強いファンの多い昭和の名監督・岡本喜八が手掛けた数々の作品の中で、『殺人狂時代』は一際カルトな異彩を放っている。都筑(つづき)道夫が書いたブラックユーモア小説『飢えた遺産』の映画化権を持っていた日活は、脚色をアニメ『ルパン三世』などで有名な山崎忠昭に依頼し、主演に宍戸錠を予定していた。だが、紆余曲折を経て映画化権は東宝に移り、刑事ドラマ『太陽にほえろ!』のメイン脚本家としても有名な小川英が改稿し、原作に惚れ込んでいた岡本監督自らが決定稿を完成させたのだった。

 だが作品は試写で東宝関係者に酷評され、上層部の判断により封切1週間前に公開中止。斬新すぎて上層部は理解できなかったのか? 内容が危険すぎたのか? 酒の飲めない岡本は、失意で酒浸りの日々を送った。そして半年後にようやく公開に漕ぎつけるのだが、満足に宣伝もされず東宝創立以来の記録的大コケ。作品は1週間で上映打ち切りとなった……。そんな不遇の岡本作品を、皆さんにも知ってもらいたい。

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