>  > サッカー日本代表戦で主審交代、国立競技場に潜む“何か”

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Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー)』 2014年 1/16号(文藝春秋 隔週刊版)より

 試合会場前にはダフ屋があらわれ、雨なのに「チケットを譲ってください」と懇願するファンもみられた。

 TBS系で5日に中継されたサッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップ日本-ニュージーランド戦は、改築前の“聖地”国立競技場でラストとなる日本代表戦というメモリアルマッチであり、かつブラジルW杯の登録メンバー発表前のラストマッチということもあり、多くの注目を集めた。瞬間最高視聴率は関東地区が20.4%、関西地区は17.6%(ビデオ・リサーチ)という高視聴率を記録した。

 そんな“ドル箱”とも言われる日本代表戦が、W杯前まで行われないということで、各メディアが様々なトピックスで試合を盛り上げた。

 その中には、“本田圭佑 国立競技場のジンクス 10戦無得点”という嫌なジンクスを打ち破れるか? というものもあった。ミラン(イタリアセリエA)で不調の本田が、復調の兆しを見せられるか。注目が集まったが、そんなジンクスを吹き飛ばす珍事が起きた。

 それは、試合開始から53分後のこと。

 この試合を務めたオーストラリアのミリナー主審が、なんと“主審交代”を申し出たのだ。

 サッカーにおいて、主審交代というのは、よくあることなのだろうか? TV実況を務めた元日本代表である金田喜稔氏や小倉隆史氏が「珍しいですね」と口を揃えたように、他のスポーツ同様に、審判が交代することなどトップレベルでは数年に1度あればいいくらいである。いや、Jリーグ20年の歴史でも、筆者は1度しか観たことがない。そんな稀有な光景に、観客席からは「ちゃんとトレーニングしないから」という声もちらほら。

“主審交代”の原因は、審判員自身の不摂生にあったのだろうか?

 そんなことはない。

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