>  > 【ウクライナ情勢】誰がデモ隊に武器を渡したのか?

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聖橋乱丸

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Change in Putin's Russia: Power, Money and People』(Pluto Press)


 こんにちは。陰謀社会学研究家の聖橋乱丸である。

 今、ロシアをめぐって、オリンピックを中心に様々な陰謀が渦巻いている。オリンピックは、世界各国の人が集まり、スポーツの世界に強烈なスポットライトが当たる場所だ。一カ所に光が集まれば、当然、その周辺は影になる。光が強烈な分、影はより漆黒にそして暗い闇を落とすものなのである――。

今回ソチ・オリンピックの強烈な光の影響で、漆黒の闇に包まれた国があった。その一つがウクライナである。


■ウクライナの混乱と歴史

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クチマ元大統領

 ウクライナは、旧ソ連から分離後、旧ソ連によって任命されたクチマ大統領の下、国内で鉄鋼産業などをおこし、鉄鋼や農産物をロシアや中国に輸出して経済を保ちつつ、天然ガスを中心とするエネルギー供給のほとんどをロシアに依存してきた。

 しかし、2004年に親米欧派のユシチェンコ政権はロシアと距離を置き、EUやアメリカとの関係を強化する姿勢を示す。

 ユシチェンコ大統領はアメリカや西欧諸国からの投資拡大を見込んでいたが、実際にはそれほど投資は増えず、逆にロシアからの安価なエネルギー資源供給が受けられなくなり、ウクライナは経済的にひっ迫することになる。

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ヤヌコビッチ元大統領

 そして2010年、ウクライナで大統領選挙が行われ、親ロシア派のヤヌコビッチ氏が大統領に就任したのである。

 ヤヌコビッチ大統領は、ウクライナの初代大統領・クチマ氏の後継者といわれている人物であり、クチマ政権の時のようにロシアや中国との貿易を再開すると考えられていた。中国に航空母艦「ワリヤーグ」を売却したのもヤヌコビッチ大統領である。

 しかし、昨年、ウクライナ西部地区の住民たちが「EUへの加盟」を主張して、ヤヌコビッチ大統領に陳情を行うようになる。当然、EUはその内容を歓迎し、そして、経済的な関係を深めていった。

 こうしてヤヌコビッチ前大統領はEUに理解を示しながらもロシアとの関係を断ち切ることができない板ばさみの状況下に置かれる。ロシアはヤヌコビッチ前大統領に対し、「もしEUに加盟したら経済制裁を行うが、しなかった場合は経済支援をする」という圧力をかけ、ついに昨年11月、ヤヌコビッチ前大統領はEUとの連合協定への調印手続きを白紙化。

 これに対し、親EU派の市民が抗議したことで騒動が勃発し、今に至る。

 さて、この流れ。特にヤヌコビッチ前大統領が就任してからの動きに疑問を感じないであろうか。

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