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 寒さも緩み、今後海や川でのレジャーが賑わうにつれ度々ニュースで報じられるようになる水難事故。その発生件数は交通事故などと比べれば少ない一方、死亡率は50%という高さとなっている。しかも多くの場合は周囲に人がいるにも関わらず発生しており、米国における15歳以下の子供の水死事故の半数は、保護者など大人の周囲23m圏内で起きているとの報告もあるほどだ。では、なぜすぐ近くにいながら溺れている人に気づくことができないのだろう? そこには、私たちのある“思い込み”が大きく関係しているようだ。溺れている人にみられる特徴的な動きと、水難事故を防ぐための簡単な方法が、米国沿岸警備隊の捜索救助部門による機関誌『ON SCENE』上で報告されている。

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■作られた「溺れている人」の姿

 溺れている人をイメージするとき、「手をバタバタさせながら助けを求めて叫んでいる」という様子が思い浮かぶ人も多いのではないだろうか。しかしこれはメディアによって作り上げられた完全な間違いであるという。実際に溺れている人は、自分の意志で腕を動かしたり叫び声を上げるなど、人目につく大きな動きはできないのだ。

 人が溺れているシーンは、確かにテレビや映画などでよく目にするものだ。そしてそのほとんどは、助けを求めて叫び声を上げながら、バシャバシャとしぶきをあげるというものだ。しかし作り上げられたこのイメージのために、私たちは溺れている人が出している本当のサインを見落としてしまう可能性があるという。救助のプロである米国沿岸警備隊もこの点を問題視しており、転覆したボートから投げ出された人々が、実際には溺れていたにもかかわらず、現場の救助パイロットにまったく気づかれることがなかった、という過去の事例を挙げている。では、溺れた状態にある人々とは一体どのような行動を取るのだろうか。

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