>  > 長寿の秘密が明らかに!?

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 人は一体何歳まで生きることが出来るのだろうか? ストレスや生活習慣、環境などによる様々な病と隣りあわせで暮らしている私たちだが、それでも大昔の人たちに比べれば寿命は長いことは誰もが知っている事だろう。2012年の厚生労働省の調べによれば、日本人女性の平均寿命は86.41歳で世界第1位。男性は79.94歳で世界第5位と何とも輝かしい記録である。

 では、その記録が更に伸びるとしたら? 今、問題になっている認知症を避けられるとしたら? そのヒントとなるかもしれない記事が4月25日付けの「POPULAR SCIENCE」で報じられている。

■115歳の肉体に隠されていた秘密が明らかに!?

 1890年に生まれ2005年に115歳で亡くなった、ヘンドリキエ・ヴァン・アンデル・シッパーさんはこの時点で世界最高齢の女性であった。オランダのアムステルダムにあるVUユニバーシティ・メディカルセンターでは、シッパーさんが死期が近づいても尚、健康状態が良好であり認知症などの症状も全く見られなかった事に注目した。

「一体どうしたらこんな風に老いを迎える事が出来るのだろうか?」

 このシッパーさんの長寿に隠された謎に興味を抱いていた科学研究者たちは、提供された彼女の血液や組織を使ってテストを試みた。その結果、シッパーさんの体内にあった白血球について驚くべき事が分かったのだ。

 通常では体内で約1,000個の幹細胞が活発に血球を作っているとされるが、亡くなる間際のシッパーさんの体内を流れる白血球の約3分の2がたった2つの幹細胞に由来している事が分かった。ということはシッパーさんが生を授かったときに備えていた幹細胞の大多数はこのとき既に死滅してまっていたのだと推測できる。逆に血球を作り出す幹細胞がもうわずかでも多かったならば、シッパーさんはまだまだ長生きできていたのかもしれない。

 幹細胞が長い年月を得て死に絶えるその時、それは人間の寿命の終わりを意味する。では人が生まれた時、または若いうちに幹細胞の一部を体から取り出して保存し、年老いた時に再び体内に注入したとしたらどうだろうか? これによって人の寿命を延ばすことが出来るのではないだろうか。

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115歳で亡くなったシッパーさん 画像は「POPULAR SCIENCE」より

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