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連続殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカス「Bio」より

 連続殺人鬼の生い立ちは想像を絶するほど悲惨なことが多く、その結果、常人には理解しがたい思考回路の持ち主へと成長する。彼らの犯行はどれも衝撃的で、そのため頻繁に小説やテレビドラマ、映画の題材となる。

 世界中で大ヒットした映画『羊たちの沈黙』(1988)は、トマス・ハリスの小説を映画化したものだが、この作品の主人公であるハンニバル・レクター博士も、実在した数人の連続殺人鬼がモデルとなっている。全米17州で300人以上を殺害したと伝えられているヘンリー・リー・ルーカスもその一人だ。アメリカ史上最凶の連続殺人鬼として恐れられ、小説化、映画化までされたヘンリー。彼は一体、どのような人物だったのだろうか。


■史上最凶の連続殺人鬼の生い立ち

 ヘンリー・リー・ルーカスは、1936年8月23日、バージニア州山間の小さな田舎町ブラックスバーグで誕生した。父親のアンダーソン・ルーカスは鉄道の仕事をしていたが、重度のアルコール依存症で、酔って列車に轢かれたことにより両足を切断。鉄道会社を退職した後は、違法な酒を製造することで小金を稼ぐようになったが、生活の足しにはならなかった。

 母親のビオラ・ディクソン・ルーカスもやはりアル中で、12歳のころから娼婦として身体を売っていた。一家は完全に彼女の支配下に置かれていたという。9人兄弟の末っ子として生まれたヘンリーは、たった一部屋しかない小さな丸太小屋での生活という酷い環境下で育つ。


■虐待の日々

 末っ子だったヘンリーは、両親や兄達のストレス発散の矛先となり、幼い頃から激しい暴力を一身に受けていた。母親からの暴力はとりわけ酷く、8歳のとき木の板で殴られ、3日間の昏睡状態に陥ったことさえあった。父親もまだ幼いヘンリーに酒を与えるなど、家庭環境は最悪だった。

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ヘンリーの母親、ビオラ「Criminal Minds」より

 母親は、ヘンリーが生まれたとき男児だったため酷く落胆したという。女児ならば母娘でペアを組み、一緒に身体を売ることができると考えていたからだ。その腹いせに、母親は幼いヘンリーに女装をさせ、愛人や不特定多数の男性たちとセックスする光景を見るよう強要。気の毒に思った愛人が、ヘンリーにペットとしてラバをプレゼントしたこともあったが、母親はそのラバをヘンリーの目の前で銃殺した。また、女装を止めさせたり、食事を与えてくれた学校の女教師から“くまのぬいぐるみ”をもらってきた時も母親は激怒し、彼を激しく折檻した。

 10歳のとき、ヘンリーは兄からボコボコに殴られ左目に大怪我を負うが、母親は無視し医者にも連れていかなかった。その結果、怪我は悪化し失明してしまう。彼は義眼を入れなければならなくなったが、母親は学校の教師に対して「アンタが投げた物が息子の目に当たったせいで失明した」と言いがかりをつけ、多額の慰謝料を手に入れた。この頃、すでにヘンリーはアルコール依存症で、母親の愛人と異父兄から獣姦を強要され、動物に虐待するようにもなっていた。

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