異種交配で生まれたハイブリッド動物たちは神への挑戦なのか?
人間の手によって、近しい種の動物同士を交配させて新たな動物を生み出す事は、近年ではあまり珍しくなくなったが、実際に映像や写真で見るとやはり衝撃的である。
■ロバ+シマウマ=何になる?
今回お伝えしたいのは、メキシコ北東部のタマウリパス州にある動物園で生まれたある動物の赤ちゃんだ。体長70cm、体重は20kg。それでは何が衝撃的なのか、まずは映像を見ていただきたい。
上半身は典型的なロバだが、足を見るとシマウマ特有の縞模様が見られる。というわけでロバ(ドンキー)とシマウマ(ゼブラ)が混ざったので、2つの名前を組み合わせた「ゾンキー」という名称をこの新種動物につけたのだ。
「ユーロニュース」によると、母親は同じ動物園に住むシマウマで父親は動物園の近くの農場にいる青い瞳のロバだそうだ。
■あれもこれもハイブリッドに!
この様に人間の手により交配させられた動物を「ハイブリッド」と呼ぶ。日本では雑種と言われていたが、近年ではミックスという呼称が定着しつつあるようだ。
では何故このような交配が行われるのか。ひとつは牛や豚、鶏などに見られるように食用として人の好みに合わせて繁殖させる品種改良。もうひとつはペットとして(特に猫や犬に多くみられるが)交配させて見た目の珍しい物や、小さいサイズを作り観賞用として売り出す物。どちらも商業目的である。
では他にどんなハイブリッドがいるのか見てみよう。
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