>  > PC遠隔操作事件はなぜ陰謀論を呼んだのか?

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※イメージ画像:Thinkstockより

 IPアドレスを指紋のように扱ったことで、4人を誤認逮捕してしまった「パソコン(PC)遠隔操作事件」が遂に決着した。この事件の容疑者であり、昨年2月に逮捕され、今年の3月に保釈されるまで一貫して、容疑の否認を続けていた片山祐輔被告が、遂に罪を認めたのだ。

 片山被告は、勾留されてからも一貫して無罪を主張し、世論に訴えていた。また、警察側が4人も誤認逮捕していたという負い目もあってか、ネットでは片山被告の免罪を訴える声が上がっていた。それに呼応するように、ジャーナリストの江川紹子氏、IWJ Independent Web Journal代表の岩上安身氏らがこれを支持。また、片山被告の弁護士である佐藤博史氏の辣腕ぶりも重なり、同弁護士いわく、裁判は「有利に動いていた」という。

 しかし、事態は急展開する。今月16日、片山氏の公判中に、各報道機関に「真犯人」を名乗る人物からのメールが届いたためだ。一時は、「愉快犯のしわざか、また本物か」などと話題を集めたが、19日に、このメールが前日に片山被告が江戸川区内の河川敷に埋めたスマートフォンから送信されていたことが発覚。片山被告の自作自演である可能性が高くなり、その経緯を大手メディアが一斉に報じた。

 しかし、警察に有利に働くであろうこの“証拠”は、警察のでっちあげや自作自演の可能性があるなど、陰謀論を強めた。作家の八木啓代氏らが、Web媒体『BLOGOS』内で、一連の騒動の違和感を綴っている。

 また、報道後に片山被告が姿をくらましたこともあり、ネットでは「アリバイ工作で時間差発信しても、発信位置とかがバレる。そんなもの埋めるか?」などと、訝しがる声が上がり、また“片山氏が自殺に見せかけて消されるのでは?”と彼の身を案じる声が上がっていた。

 そして、20日。片山被告からの反論が待たれたが、今までの強気姿勢が嘘のように、彼は全ての罪を認めた。決定打となってしまったスマートフォンだが、まさかアリバイ工作が露見されるとは思わなかったようだ。また、罪を認める中で、自殺を考えたが死にきれなかったことも明かしている。

 岩上氏のTwitterによれば、佐藤弁護士は「片山さんが捕まった時に私は犯人だと思って接見したのが事実。彼の方が上回っていた。怪しい素振りを見せなかった」とも明かしているという。

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