>  > 洗濯バサミで手作りピストル!?

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 銃の乱射事件が後を絶たないアメリカでは現在、多くの人が銃に対してとても敏感になっている。しかし「銃社会だからこそ銃を持って我が身を守らなくては」という意見や「銃そのものが危険なのではない。扱う人間が危険なのだ」という意見もあり、アメリカで銃が規制されることは難しいといわれている。アメリカ中西部のとある町では「水鉄砲を含む銃を連想させるオモチャは子供に持たせないように」と親に呼びかける幼稚園もあるくらいだ。

 ではオモチャの銃ならばどうだろうか? 4月22日付けの「POPULAR SCIENCE」では洗濯バサミを使ってピストルを作る方法をビデオで見ることが出来る。

■マッチ棒ガン(!?)の作り方

 作成したのはグラント・トンプソン氏で、彼はDIYをこよなく愛し、このオモチャのピストルの他にもコインを使って小さなライトを作ったりもしている。今回は火のついたマッチを6m先まで飛ばせるという威力を持ったピストルの作り方を披露してくれた。

洗濯バサミ拳銃の作り方 動画は「YouTube」より

 材料は至ってシンプルで木工用ボンド、万能ナイフ、そして金属製のバネがついた木製の洗濯バサミだ。

minigun1.jpg
画像は「YouTube」より

 まずは洗濯バサミのバネをはずして分解する。そしてバラバラになった木のピースにナイフで切り込みを入れ、木工用ボンドで背中合わせに固定する。

 5~10分程乾かした後、バネの両端をそれぞれ切り込みに差し込む。このバネが引き金になる。

minigun2.jpg
画像は「YouTube」より

 以上で工程は終了である。

 火のついたマッチやつまようじを差し込んで引き金を引くとなかなかの勢いで飛んでいく。トンプソン氏はこのオモチャのピストルについて「人や動物に向けて発射しないで下さい。また火のついたマッチ棒を発射する際は屋外で行うこと、そしてお子さんがこれを使って遊ぶ場合は必ず大人と一緒に行って下さい。作った私ですら予測できないことが起こらないとは限りませんから」と警告している。

 このビデオの他にも、似たようなオモチャのピストルの作り方がいくつかYoutubeで見られるがコメント欄を見ると、

「何てクールなんだ!」

「いいアイデアだね。週末にでも作ってみるよ」

「今から早速試してみようかな」

 というような高評価に加えて、

「職場の上司をつまようじでプスっと…冗談だよ」

「ようじを針に換えたら殺傷力上がりそうだよね」

「銃は持ち歩けないけどこれなら持ち歩けるから撃ちたい時に撃てるな」

 など、何気に物騒なコメントもいくつか見られた(注:アメリカの多くの州では18歳以上ならば銃を所持出来るが、持ち歩くには許可証がいることが多い)。

■「子供には見せたくない」「武器じゃないか」批判集中!?

 それではネット上ではない場所ではどうなのだろうか、とふと思いついたので、今回はテキサス州、アーカンソー州、ルイジアナ州の3ヵ所で男女合わせて45人に聞いてみたところ…、

「これってつまようじじゃない物を発射したら簡単に人を殺せるよね? ようじでも目玉を狙えば結構怖いね」

「ネットでこんな物を公開してるバカがいるの? これだから犯罪が減らないんだよ」

「いい大人がこんな物を作って得意顔で晒してるなんて恥ずかしい」

「小学生の息子がいるけど絶対に見せたくないわね」

 など、とにかく評価は低く特に女性からは厳しい意見が聞かれた。

 その中で印象的だったのが40代の男性で、写真を見せると大きな声で「懐かしいなぁ! 僕が子供の頃にこれとそっくりな物の作り方を親父が教えてくれてね、マッチは使わなかったけどつまようじでよく遊んだよ。親父は祖父から教わったんだ。でも今は物騒な時代だろ? こういうオモチャひとつつで大問題になりそうだよね。僕にも息子がいるけど作り方は教えなかったんだ。少し淋しいけどね」と話してくれた。

 筆者は小さい頃に夏休みのキャンプで割り箸鉄砲の作り方を習い、他の子供達と楽しく遊んだのでこのビデオを見た時は少し懐かしかったのだが、銃規制を巡って議論が熱く交わされるアメリカではこういったオモチャひとつでも多くの人は神経質になってしまうようだ。人や動物を傷つけるのではなく、身近なもので作れる楽しいオモチャとして広がってゆくことを強く願わずにはいられない。
(文=清水ミロ)

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