>  >  > 「猫肉バーガー」!? 井筒監督の封印映画

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――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

【今回の映画 『ガキ帝国 悪たれ戦争』】

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ガキ以上、愚連隊未満。』(ダイヤモンド社)

 1981年、村川透監督の『獣たちの熱い眠り』の公開を控えていた東映は、観客動員を不安視したため、急遽併映作品を付けることにした。白羽の矢が立ったのは、今やナインティナイン初主演映画『岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIOUS』(96年)や、沢尻エリカ主演『パッチギ』(05年)などでお馴染みの井筒和幸監督。何と言っても彼の知名度を上げたのは、自腹を切って公開中の映画を鑑賞した監督が辛口の感想をぶちまける、テレ朝の深夜番組『虎ノ門』(01~08年)内でのコーナー「こちトラ自腹じゃ!」だろう。

 さて、東映が依頼した1981年当時の井筒といえば、同年7月に公開された『ガキ帝国』(ATG)で、60年代の大阪の不良達(豪田遊、島田紳助、松本竜介ほか)を生き生きと描き、日本映画監督協会新人奨励賞を受賞する売り出し中の監督だった。そんな彼が応えた作品は、出世作の続編となる『ガキ帝国 悪たれ戦争』。しかしこの作品の上映は期間途中で打ち切られ、その後ソフト化も一切されず現在に至っているのだ。

 内容はというと、前作をより過激にしたものとなっている。イタズラとケンカに明け暮れる日々を送る大阪のヤンチャ高校生・良一(豪田遊)と辰則(北野誠)。2人は辰則の兄(名脇役の鶴田忍)が店長を務める某Mバーガーでバイトしていた。ある日、辰則は兄嫁を犯そうとして少年院に送られ、院内で首を吊って自殺。その後の良一は、女絡みで幼馴染みを殺したヤクザを銃殺し、エセ右翼と揉め事を起こした上、モーテル内で暴走族と血みどろの戦いを繰り広げる……といった具合だ。前作に引き続き、主演を趙方豪(ちょうばんほう)改め豪田遊が見事に演じ切り、島田紳助・松本竜介もちょこっとだけ顔を出しているという嬉しい配慮も。

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