>  >  > “性欲に支配された”連続殺人鬼、ボビー!

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 1984年5月13日、米フロリダ州ヒルズボロ郡タンパ。州間高速道路75号線沿いの草地を歩いていた少年2人たちのもとに、突然、吐き気をもよおすような悪臭が漂ってきた。臭いの原因を探った少年たちは、やがて腐敗した人間の死体を発見。仰天して、すぐさま警察に通報した。そしてこれこそが、恐るべき連続殺人事件の幕開けだったのだ――。


■第1の被害者

 うつ伏せで発見された遺体は全裸で、女性だということはすぐに判明したものの、顔に大量の蛆虫が這い蹲っており、身元の確認は難しい状態だった。両手は背後で何箇所も縛られており、首には輪縄が3重に巻かれていた。死後3日ほどしか経過していないようだったが、フロリダの灼熱と蛆虫により、腐敗はかなり進んでいた。

 現場に駆けつけた警官たちは、被害者の全身に殴られたとみられる痣があることに気付く。顔の下からは、「猿ぐつわ」として使われていたシルクのスカーフも発見された。また腰骨は荒々しく折られ、右向きに曲げられていた。強姦されていたことは明らかな上、あまりにも無残に痛めつけられた遺体にベテランの警官も絶句した。

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画像は「Murderpedia」より

 検死の結果、被害者の死因は窒息、そして人種はアジア系であることが明らかになった。間もなくして20歳のストリッパー、ラナ・ロングの失踪届けが出され、指紋照合の結果、遺体が本人であると判明。薬物中毒者だった彼女は車を持っておらず、職場から自宅まで客に送ってもらうことが多かったが、その際にセックスに及ぶこともあったという。失踪届けを出したのは同棲相手のジョン・コーコランだったが、すぐに届け出なかったのは、客と彼女の関係について喧嘩していたからだと弁解。当初は容疑者として警察からの取り調べを受けたジョンだが、すぐにアリバイが証明され、疑いは晴れた。また、現場に残されていた珍しいタイヤ痕も、ジョンの車とはマッチしなかった。


■第2の被害者

 ラナの遺体が発見されてから2週間後の5月27日。ヒルズボロ郡の州間高速道路4号線沿いの空き地に、若い女性の遺体が放置されているのが発見された。緑色のTシャツは乱暴に破られており、ほぼ裸の状態。近くの木の枝には、彼女のものとみられる血のついたジャケットとパンツが無造作にかけられていた。そして、またも遺体は縄で後ろ手に縛られ、首には輪縄が3重に巻かれていた上、身体には深い切り傷もあった。ナイフで繰り返し切りつけられ、頭部を殴打され、首を絞められて殺された遺体は見るも無残で、警官たちは絶句した。

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画像は「Murderpedia」より

 以前殺害されたラナと類似点が非常に多かったこの被害者の名前は、22歳のミッシェル・シムス。白人の美女で、過去にはビューティーコンテストの常連だった彼女だが、やはり薬物依存症となり、ドラッグを買うために身体を売る生活を送っていた。彼女は2日前に町に来たばかりで、ケネディ通りで2人の男性と会話していたのが生前最後の目撃情報だった。死後12時間ほどが経過していた遺体には、赤い繊維が付着しており、現場近くに残されていたタイヤ痕とともに、犯人の有力な手がかりとして調査されることになった。なお、ラナ同様にミッシェルも繰り返しレイプされており、死因は窒息死だった。

 その後の調査の結果、ラナとミッシェルの殺害現場付近に残されていたタイヤ痕が一致。この車には異なる3つのタイヤが取り付けられていることも判明する。また、ミッシェルの遺体に付いていた赤い繊維が、ラナの事件で発見されたスカーフからも発見された。さらに警察は、衣服から検出された精液により犯人の血液型も突き止め、事件解決の鍵を得たと色めき立った。そして捜査にはFBIも加わることとなり、犯人の逮捕はもはや時間の問題かと思われた。


■第3の被害者

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画像は「Murderpedia」より

 しかし犯人はなかなか捕まらず、10月7日、同一犯の犯行とみられる3人目の犠牲者が発見される。被害者は売春罪で逮捕歴がある18歳の黒人女性、シャネル・ウィリアムズ。遺体はうつ伏せの全裸状態で、ヒルズバラ・リバー州立公園の道端に捨てられており、側には縛られた衣服が放置されていた。後頭部に銃創があり、死後一週間ほど経っていたため大量の蛆虫が沸いていた。ラナとミッシェルの殺害方法とは異なっていたが、レイプされた上で殺されていたこと、衣服から発見された赤い繊維が一致したことから、同一連続殺人犯による犯行と判断された。

 FBIは分析の結果、赤い繊維は自動車やホテルで使われることが多いカーペットのものと断定。またタイヤ痕からも銘柄が判明した。唯一、左後輪のホワイトウォールタイヤのみがFBIのデータにはなかったことから、メーカーの助けを借り、カスタムメイドの高級タイヤであることを突きとめた。捜査官は犯人の行動パターンが変わらないようにと、この情報をメディアには公開しないことを決定。犯人像を「タンパのネブラスカアベニューを車でクルージングしながら、売春婦を車に招き入れては殺害に及んでいる」と推理し、必死で逮捕を目指した。

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