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米国

 エイの出産と聞いて、どれほどの人がその光景を正確にイメージできるでしょう? 今回は、とあるアメリカの家族がエイの助産師として活躍する様子を収めた映像を紹介します。

動画は「YouTube」より

 この動画を撮影したのは、米国フロリダ州プンタゴルダのコンガーさん一家。その日、彼らは海上でサメ釣りを楽しんでいました。すると、息子のカルヴィンくん(18)がアカエイを釣り上げます。そしてサメをおびき寄せるためのエサにしようと、釣り上げたばかりの獲物をさばく準備に取りかかった、まさにその時のことでした。

 エイのお腹から、小さな尻尾が覗いていることに父親のテリーさんが気付いたのです。そう、このメスのアカエイは、出産の最中にカルヴィンくんの竿にかかってしまったのでした。そこで彼らは、切り身にすることを止め、出産を手伝うことにします。母親のヴァレリーさんは、この珍しい体験を記録しようと急いでカメラを向けました。そして撮影されたのが今回の動画というわけです。

 テリーさんがエイのお腹を優しく押すと、ポンと赤ちゃんエイが誕生。続けて、さらにもう一匹。母エイは、今回2匹の赤ちゃんエイを産みました。ここまですると情が移ってしまうのか、結局コンガーさん一家はエイの親子を海に返してあげることにしたようです。ニュースチャンネル「HLN」の取材に対して、カルヴァンくんは「エイのお産を手伝ったって履歴書に書けるね!」とおどけてみせています。

 ところで、エイは魚であるにもかかわらず、なぜ卵を産まないのでしょう。どうやら彼らは、メスが胎内で卵を孵化させてから子どもの形で産む、「卵胎生」という繁殖形態を持つようです。またメスのエイは、オスから受け取った精子を体内に数年間保管しておき、別のタイミングで受精することもできるといいます。

 いずれにしても今回の出来事は、コンガーさん一家だけでなくエイの親子にとっても、生涯忘れることのできない体験となったことでしょう。
(靄野大作)

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