>  > ホログラムによる映像メッセージが現実に?

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 ホログラムと聞いて何を思い浮かべますか? おそらくホログラムのパフォーマンスが今世界中で話題になっている「マイケル・ジャクソン」や「2パック(Tupac)」と答える人が多数派で、日本国内では「初音ミク」という人が多いのではないかと思います。

 初音ミクのライブコンサート映像は「YouTube」にも多数上がっていますが、二次元的な映像(見る角度が限定される)とはいえ、その完成度の高さに感心した人も多いのではないでしょうか。もっとも、会場を埋め尽くす観衆がCGプロジェクションに向かって、合いの手を入れながら光る棒を振っている異様な光景に衝撃を受けることの方が先だったかもしれません。日本で出生率が低下する理由もうなずけます。


■マルチアングルのホログラム映像技術が誕生

 話がそれました。ホログラム/ホログラフィーの定義について調べてみると、『光の干渉性を使って、物体の3次元的像を得るための原理』(知恵蔵2014)とあり、像を立体的に見せることができれば、その視野角は問題にならないようです。しかし、ホログラムという未来的な概念に一般人がつい期待してしまうのは、目の前に「立体として」浮き上がる映像であって、そこに実際に人や物があるように、映像の周りを360°ぐるっと回りこめるようなものです。そう、レイア姫がオビ=ワン・ケノビにあてたメッセージのように。

 スター・ウォーズの公開から30年以上を経た今も、残念ながら3Dホログラム技術は確立されていません。しかし、本当の立体映像とまでは行かないまでも、どの角度からでも視認可能な映像を空中に投影する技術が開発されたと英紙「Daily Mail」が伝えています。この技術を8年がかりで開発したのは2人のスコットランド人アーティストで、現状最大30㎝の“立体的”映像を空中に投影することが可能だということです。

 このホログラムを可能にしている技術については、特許申請中ということもあり、開発者は多くを語っていません。製作過程の苦労については、とにかく困難の連続で、一番初めに作成したバージョンでは、像ははっきりせず、チラつきがひどかったそうです。それでも、テレビの発明時を例えとして、多くの可能性を感じ取ったと語っていますから、空中に映し出される映像を目の当たりにするということは、それほど胸躍る体験だったのでしょう。

holograms0.JPG
写真左:ボイジャー1のイメージ 写真右:クラゲのイメージ 画像は「Daily Mail」より

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