>  > 邦人タイ代理出産事件で浮き彫りになる人身売買の闇

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平田宏利

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※イメージ画像:Thinkstockより

 8月6日にタイの首都バンコクのマンションで9名の乳幼児が保護された。マンションは24歳の日本人男性が所有するもので、乳幼児はすべて男性が別の代理母に産ませたものであるという。

 男性は多くの資産を持ち、事業の後継者として多くの子どもが必要だったと代理人のタイ人弁護士を通し釈明している。

 部屋には9名の乳幼児のほか、日本人女性1人を含む9名の女性もいた。乳母として子守役をになっていたと見られる。

 タイ警察は人身売買の可能性を含めて調査を継続している。実際に日本人が人身売買のような闇ビジネスに手を染めることはあるのだろうか。

「タイには約5万人の日本人が在住していると言われています。上位層には大使館の職員や有名商社の駐在員などがいますが、下位層にはバックパッカーをしているうちにタイに住み着いてしまったような人間も数多くいます。何をして稼いでいるのか不明瞭な人間も多い。代理出産ビジネスが存在していてもおかしくはありません」(タイに詳しい旅行ライター)

 タイにおいても金銭目的の代理出産ビジネスは違法である。しかし、欧米人がタイ人女性に代理出産を依頼し、子どもを引き取るケースは多い。当然、間にはブローカーが暗躍することになり金銭が飛び交う。

 最近では、オーストラリア人夫妻が、代理出産を依頼し、男女の双子が生まれたものの、ダウン症を持って生まれた男児の引取りを拒否したことが問題となっている。

 欧米人の間ではアジア人の子どもを引き取ることがステイタスになっている部分もあると言われる。不妊で子どもが欲しいという夫婦もいるだろうが、「生まれた子が難病だから引き取らない」となってしまっては“ペット感覚”と非難されても仕方がない。

 なぜタイで、人身売買ビジネスが行われるのだろうか。

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