>  > 全番組おしゃれ化を目論んでいた近年のフジテレビ

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※イメージ画像:『テラスハウス インサイド』/扶桑社

 2012年10月からフジテレビ系列で放送されてきた人気番組『テラスハウス』が2014年9月をもって放送が終了することが発表された。当初は毎週金曜日の23時という若者向けの放送時間帯で好評を博し、その後は月曜日に移動。その後も視聴率は衰えず、放送時間になればテレビの前に視聴者を座らせる力のある数少ない番組とも言われていた。

 しかしながら、スタッフによるやらせ強要疑惑が報じられるなど、一部では懐疑的な見方も存在。そんな中での放送終了には、各所で様々な声があがっていたものの、フジテレビの内実を知る関係者からは違った意見が聞かれた。

「そもそも、『テラスハウス』は亀山さんが社長になった頃、局内に打ち出した大号令を受けて誕生した番組だと言われています。ですが、その大号令が撤回されたために番組を打ち切ったという見方があるのです」(大手番組制作会社幹部)

 亀山社長とは、言うまでもなくフジテレビの亀山千広代表取締役社長である。しかし、亀山社長が就任したのは2013年6月のことであり、『テラスハウス』の放送開始よりもあとだ。

「亀山さんが社長になることは、就任する前から分かっていたことです。そのため、番組編成担当者は亀山さんの意向を就任前からうかがっていたんですよ。その結果、フジテレビの番組編成のテーマ、つまりは全番組の方向性が“おしゃれ”に決まり、その中で『テラスハウス』の放送も始まったのです」(同)

 なんと、当時のフジテレビは“おしゃれ”なるテーマを社内で掲げ、「テラスハウス」はその第一歩として打ち出された新番組だったというのである。

「数年前のフジテレビは何をやっても数字が取れない状況でした。そこで亀山社長は、それまでのバラエティ路線を断ち切って、“おしゃれな放送局”を目指そうとしたようです。実際、番組制作会社に対する説明会などでも、『おしゃれな番組でなければダメだ』と社員が念を押していましたし、番組会議でも『コーナータイトルがおしゃれでなければならない』と言われました」(番組制作会社ディレクター)

 このスタッフが言うには『笑っていいとも!』が終了したのも、この意向を汲むためだったというからなんとも複雑である。

 たしかに「テラスハウス」はそれまでのバラエティとは異なり、“おしゃれ”なBGMも話題にのぼった。だが、この番組以外に“おしゃれ”を連想させるような番組をフジテレビでは見かけない。

「結局は『テラスハウス』が始まっただけで、いつの間にか“おしゃれ”というテーマは消えていきましたよ。このテーマが発表されたあと、影では失笑をかっていましたから当たり前ですけどね。『テラスハウス』は、大号令を受けての番組だったのでやらせ疑惑などがあっても守られてきましたが、演出家が叩かれたこともあって、これ以上放送してもメリットはないと局が判断したんだと思いますよ」(中堅番組放送作家)

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