>  >  > 健康診断判の基準緩和は棄民政策だ

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【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

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『日本の聖域』(新潮文庫)

 今年5月、健康診断の判定基準を大幅にゆるめる方針が打ち出され、各方面に衝撃を与えている。健康保険組合連合会と日本人間ドック学会が“150万人に上る受診者のビッグデータをもとに解析した成果”という触れ込みだが、「これまで『異常』と診断され、服薬を続けてきた受診者はいったい何だったのか」といぶかる声が吹き出しているのだ。

 新基準は、27の検査項目のうち半数以上で、「異常なし」と判定する際の基準値を大幅に緩和した。例えば、高血圧の上限を現行の「130」から「147」へと大幅に引き上げた。これにより、これまで「異常」とされていた血圧146~131の受診者は、いずれも「異常なし」と判定されることになる。

 血圧を必死に下げようと降圧剤を服用してきた“患者”は、中年層に多い。健康診断によってそれがパタリと止められるなんて、容易に想定できるものだろうか。同様のケースは、肥満やコレステロールの判断基準でも起きている。まさに、クロをシロと言いくるめるような機械的な仕分けなのだ。

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