>  > 止まないニセモノアイドルサイン詐欺

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※イメージ画像:『ももクロ盤「MOON PRIDE」』/キングレコード

 28日、千葉県警サイバー犯罪対策課は、人気アイドル「ももいろクローバーZ」のサイン色紙を偽造して、インターネット上で販売したとして、東京都渋谷区、長沢昌広容疑者(32)と兵庫県尼崎市、木村千瑛(きむら・ちあき)容疑者(23)を詐欺の疑いで逮捕した。
 
 ふたりには、「ももクロ」のメンバーである玉井詩織のサインを偽造し、「ヤフーオークション」に出品、落札者から2万1700円を詐取した疑いが持たれている。同課の調べによると、サイン色紙は木村容疑者が長沢容疑者からの偽造の依頼を受け、作成。その中には、キスマークを付けられたものもあったという。

 今年7月までの約3年間でふたりは、アイドルグループや歌手の偽サイン、またサイン入りのレッスン着など約2600点をオークションに出品したという。これらは、1,000~20万円程度で落札されており、被害総額は約3,250万円、被害者は1,000人を超えるとみられている。

 このようなサイン詐欺は以前から行われており、12年には、自ら「AKB48」のサインを書き、オークションサイトに出品した姫路市の女性が逮捕された。またこうした被害にあっているのは女性グループだけではない。13年には、ネット上で見つけた筆跡をまねして、ジャニーズ事務所に所属する「嵐」や「KAT-TUN」のサイン色紙を作成し、携帯電話のオークションサイトにて販売されたこともあった。

「アイドルたちが色紙などにサインする際は、転売防止のため、もらいに来た人の名前やアダ名を書くことがほとんどです。また、宛名を書く前の『ボツになったプレゼント用にサイン色紙』なんて、紹介文とともに出品されているのもよく見ますが、もしその場にいたスタッフにあげたとしても、その人たちが転売したことがバレたら大事ですよ。職を失いかねない」(アイドルライター)

 幾度も、サイン詐欺での逮捕が報じられるものの、このような事件が収束を見せることはなく、いまだに続いている。とあるインターネットオークションで検索をかけてみるとサイン入り撮影衣装や水着まで出品されていることがある。衣装や水着にサインがある場合、よく『関係者から譲ってもらった』と紹介文が書かれていることがあるが、こちらもニセモノの可能性が高いという。
 
「たまにオークションでそのような出品物を見かけますが、本物の可能性は限りなく低いです。たしかにスタッフさんたちは撮影の待機時間に、アイドルたちと接する時間が多いため、仲良くなりやすいです。しかし、その周りにはマネージャーを始めとした関係者が山のようにいます。そんな場所で『この水着にサインを』なんて言ったらつまみ出され、業界から干されますよ。またブランドから衣装をレンタルしている場合も多いですからね。簡単に持ち帰ることはできません」(同上)

 握手会商法により、今までブラウン管の向こう側に存在することが多かったアイドルたちが身近に感じられるようになっている。だが、彼女らは芸能人であり、サインや歌、またその身体すらも価値がつけられ、事務所が管理する“商品”として捉えられる。いくら親しくなれども、個人の裁量で譲るわけにはいかないだろう。

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