>  > 錦織圭の偉業もスルー!? テレビ東京が独自路線を貫き続けるワケ

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※イメージ画像:テレビ東京公式サイトより

 9月9日の早朝、日本人初のグランドスラム優勝を目指してニューヨークの地で闘っていたテニスプレーヤー錦織圭。その試合の模様は、WOWOWが独占生中継を行い、NHKや民放各局も画面の隅にリアルタイムでスコアを表示するなど、まさに全てのテレビ局が盛り上がりを見せていた。

 しかし、どんなときでも我が道を行く、テレビ東京という放送局があることを忘れてはならない。この日もテレビ東京は、錦織圭の試合など無いかのように経済ニュースを淡々と伝えていた。

 振り返れば、テレビ東京は地下鉄サリン事件や米国同時多発テロなど、どんな大きな事件が起きても通常編成で挑んだ。古くは湾岸戦争時、他局が横並びで報道番組を流す中、テレビ東京は『ムーミン』を放送していた。ネットユーザーたちの間では、テレビ東京が報道特番を組むのは、“日本がよほどの危機に瀕している時”という認識さえできあがっている。

 そんな我が道をゆくテレビ東京ではあるが、ここ最近の評判は在京キー局の中でもすこぶる高い。

「かつてのテレビ東京は視聴率がキー局ワースト1位だったため、『振り向けばテレビ東京』などと、低視聴率を叩き出した他局がテレ東を皮肉として使っていましたが、今は視聴率がテレビ朝日、日本テレビに次いで在京キー局で3位になることも珍しくありません。フジテレビの陥落もありますが、それ以上に近年のテレ東は面白い番組が増えてきていますよ」(放送作家)

 テレビ東京と言えば、経済ニュース番組『ワールドビジネスサテライト』やアニメ番組などのイメージが強いものの、『出没!アド街ック天国』、『田舎に泊まろう』など長寿人気番組も多数存在している。しかし、面白いのはそれらだけではないという。

「太川陽介さんと蛭子能収さんが路線バスの旅を楽しむ『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』は安定して毎回12~13%の視聴率を叩き出すなど好調です。また近年では、空港に居合わせた外国人に来日理由を問いかけ、気になる返答をした人に密着取材をさせてもらう『Youは何しに日本へ?』、出川哲朗が行く先々で電動スクーターの電気を市井の人々にもらい走り続ける『“充電させてもらえませんか?”~ちょいと電動スクーターでガチ40キロ刻み旅』、また「今日1日休みを取り、好きなところへ出かけてみませんか?」と、通勤列車を待つ会社員を誘い、その行程をレポートする『逆向き列車』など、斬新な切り口で視聴者を獲得する番組が続々と生まれています。さらにドラマでも『三匹のおっさん』が12.6%を記録し、お得意のアニメは『妖怪ウォッチ』を放送して絶大なブームを巻き起こすなど、オールジャンルで強くなっています」(制作会社プロデューサー)

 たしかにタイトルを聞く限り、見た記憶のある番組が多いように感じる。だが、なぜここまで魅力的な番組を生み出すことがテレビ東京はできるのか。

「年間の総製作費が在京キー局5社で見た場合、他の4局は400億円台がほとんどですが、テレ東は200億円弱です。そのため、現場まで降りてくる番組予算なんかほとんどゼロに等しいんですよ。だから企画で頑張らないとどうしょうもなく、結果的に他局のような派手さはないものの、家族で安心して見られる番組や長く愛される番組が増えてきているんだと思います」(制作会社スタッフ)

 お金がないから知恵を絞るということか。しかし、テレビ東京が良質なコンテンツを生み出せる本当の理由は別のところにあるという。

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テレビを作るときはね 誰にも邪魔されず、自由で なんというか面白くなきゃあ

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