>  >  > 新チャリティー「フィール・ザ・ナッツチャレンジ」とは?

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※画像:Hugh Jackman (@RealHughJackman) Twitterより

 氷水が入ったバケツをかぶる動画をSNSへアップし、「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」の啓蒙に務める「アイス・バケツ・チャレンジ」が話題となって久しい。このチャリティーは、ALSの認知に一役買ったが、巨大なバケツを高いところから誤って落としケガを負う者が出るなど、本来の意図とはかけ離れたかのように思えるカゲキなパフォ―マンスまでも噴出し、賛否両論を巻き起こした。

 日が経つにつれ氷水がすっかり溶けてしまったのか、このチャリティーキャンペーンが人々の話題に上がることも少なくなってきた。だが、こちらに代わる新たなるチャリティー企画「フィール・ザ・ナッツチャレンジ」なるものが、イギリスで発足したという。

 こちらは、精巣ガンに対する認知を広めるために行なわれているチャリティーキャンペーン。今年8月から、徐々に広まっていたが、映画『X-MEN』などで知られるヒュー・ジャックマンが、10月1日にタレントのナイジェル・バーカーとほか2名とともに、自身の睾丸を掴んでいる写真を、「精巣ガンへの認識を高めるため、フィール・ザ・ナッツチャレンジを受けて立つ」という文面で、Twitterへ投稿したため、一気に注目を集めた。

 こちらも、「アイス・バケツ・チャレンジ」の流れをくみ、次に行なう人間を実行者が指名する運びになっている。そのため、ヒュー・ジャックマンは、日本でもNHKの海外ドラマ枠で放送された『天才少年ドギー・ハウザー』に出演したこともあるニール・パトリック・ハリスや、イギリスの俳優・コメディアンのリッキー・ジャーヴェイスなど、3人を指名した。


■なぜ、彼らは睾丸をつかむのか?

 精巣ガンは10万人に1人程度が発症するとされ、比較的稀な病気として日本では知られている。だが、欧米諸国では日本の2倍ほど発症例があり、またアメリカでは人種を問わず、発症率が高い傾向にあるという。そして、主な症状が精巣の腫れや硬さの変化であり、痛みや発熱を伴わないため、進行が進んでからではないと発見されにくく、かつ短期間で転移することも多い、いささかやっかいな病気として知られていた。

 精巣ガンは他のガンに比べ、他の臓器への転移が起こった場合でも適切な治療を行なうことができれば、根治(転移したガン細胞を完全に治すこと)が可能な病でもある。自覚症状があまり出ないため、早期の発見が難しく、治療が複雑化することもあったが、今回の『フィール・ナッツチャレンジ』で、セルフチェックを行なうことが習慣づけられれば、さらに治療が容易になることも考えられるだろう。

 前回、世界規模で話題となり、各国のセレブまでをも巻き込んだ「アイス・バケツ・チャレンジ」は、日本にも波及し、さまざまな芸能人たちが行ない、大いに話題となった。チャリティー精神あふれる芸能人の方々は、ぜひともこちらの「フィール・ナッツチャレンジ」にも挑戦し、精巣ガンセルフチェックの普及にも一役買ってもらいたいものだ。
(文=ぬーとりあん・かぴばらんぬ)

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