>  >  > 生きたまま女子大生を焼き殺した事件

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――日本で実際に起きたショッキングな事件、オカルト事件、B級事件、未解決事件など、前代未聞の【怪事件】を隔週で紹介する…!

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credit:Ed Johnson/Flickr CC BY 2.0より


【今回の事件 三島女子短大生焼殺事件】

「人が燃えている」

 110番通報の第一声は、それだった。

 平成14年1月23日午前2時半頃。場所は、静岡県三島市川原ケ谷。三島の市街地からは離れた山中。市道脇の道路工事現場だ。通報したのは、たまたま通りかかったトラック運転手だった。

 駆けつけた警察官も救急隊員も、息を呑んだ。くすぶり続ける焼死体から、灯油の匂いがする。少し離れた路上にも、ススがついている。もがいて転げ回ったことがうかがえる。焼け残ったガムテープから、それで口が塞がれ、後ろ手に縛られていたことが分かる。

 被害者は、上智短期大学英語科1年生の山根佐知子さん(当時、19)であることが、その日のうちに分かった。前日、アルバイトに出かけたまま帰ってこない彼女を心配して、両親が三島署に相談していたのだ。指紋の照合で、やっと本人だと確かめられるほどに、遺体は損傷していた。

 自由を奪って、生きたまま火を放って殺す。怨恨による犯行と考えるのが自然だが、山根さんはおとなしく、異性関係もなく、人から恨みを買うような性格でもなかったため、捜査は難航した――。

 犯人が分かったのは、半年後の7月23日。服部純也(当時、30)は、すでにもう獄に繋がれていた。事件発覚の2日後に、静岡県田方郡函南町でひき逃げ事件を起こし捕まり、懲役1年6カ月の判決を受け服役していたのだ。服部の唾液と、山根さんの遺体に残されていた体液から検出されたDNAが、一致した。

 獄中で再逮捕された服部は自供し、逮捕・監禁、強姦、殺人の容疑で静岡地裁沼津支部に起訴された。

 中学時代には窃盗で少年院に入っている服部は、23歳の時には強盗致死事件を起こし、それから約6年間服役。山根さんの殺害は、出所後わずか半年後のことだった。

 供述で分かった犯行の内容は、あまりにも、おぞましいものだった。

 1月22日、建設会社の仕事を終えた服部は、三島市内の居酒屋で同僚と一緒に食事を終え、午後10時40分過ぎには、車で沼津市内の自宅に向かった。だがその途中で、会社に弁当箱を置き忘れたことに気付き、会社の方向に戻った。

 国道136号線を南下する服部が目にしたのが、アルバイトを終え、歩道を自転車で走る山根さんだった。服部は車から山根さんに声をかけて誘ったが、当然のことながら、彼女は無視した。

 すると服部は先回りし、狭い歩道を車で塞ぐようにして、待ち伏せした。やってきた山根さんは、自転車を停めざるを得ない。「遊びに行こう」という誘いを断ると、服部は山根さんを引き寄せて転ばせ、口を塞ぎながら、頭を締め上げ、「静かにしろ」と言った。

 山根さんを車に引きずり込むと、さらに人気のない路上に移動。抵抗力を失った彼女を、強姦したのだ。

警察に言ったら強姦されたことを言いふらす」などと、服部は脅した。だが、このままでは刑務所に舞い戻ることは必至であると感じ始める。まさに、行き当たりばったりの犯行だ。

  強姦されて無気力になった山根さんを乗せたまま、服部は自宅に戻った。そして玄関に入ると、灯油が入ったポリタンクが偶然目に入る。そこで「彼女を、身元不明の焼死体にしてしまおう」という発想が浮かんだのだ。

 日付が23日に変わった午前2時頃、工事現場に移動すると車中で、服部はガムテープで山根さんを後ろ手に縛り、口を塞いだ。車から降ろされた山根さんは、工事現場に座らされた。もはや、恐怖のあまり、抵抗できなくなっていた。

 服部はポリタンクを傾けて、山根さんの頭から灯油を注いだ。そして、100円ライターで、彼女の髪の毛に火を付けた。燃え上がったのを見て、服部は車で逃走した。山根さんは全身性の火傷で死亡した。

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