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画像は「バンクーバーの朝日 公式サイト」より

 今月20日から公開中の妻夫木聡(34)主演映画『バンクーバーの朝日』。この映画は戦前、日本からカナダに移民した日系人よって結成された野球チーム「バンクーバー朝日」を事実に基づいて描いた作品で、興行通信社によると、土日2日間で動員12万4191万人、興収1億5773万9300円をマーク、週間ランキングでは4位を記録した。また、カナダでも今年9月バンクーバー国際映画祭で賞賛と喝采を浴びるなど、国内外を問わず評判を呼んでいるこの映画だが、とりわけ、カナダで生活する日本人や日系人にとって感慨深い作品のようだ——。

「私は日本で生まれ育ち、20代の後半にカナダに渡りました。多文化で移民の多いカナダで、自分と同じ日系人がその昔に差別を受けたことを知ったのはカナダにわたってからです。このモザイクを散りばめたような国でそんな歴史があったことを知れば知るほど、新世代の日系人として、この国で子供を育てる親として、当時の日系人が受けた差別と苦難を知らなければならないという義務感がわきました。今回、映画『バンクーバーの朝日』に息子を連れて行ったのは、カナダで生まれ、カナダ人の父親と日本人の母親の間で育つ者として、カナダの歴史や日系人が受けた差別を目で見てほしいと思ったのです」(バンクーバー発行の月報誌 『The Bulletin』)

 上記のように現在、カナダに住む日系人の若者の多くは日系史を知らない。というのも現在の、日系コミュニティはカナダ各地に点在しており、若い世代の帰属意識も薄く、横の繋がりがあまりないからだ。そのため、映画を通して自分たちの歴史を知ると同時に自己アイデンティティの探求に繋がり、日本人以上に心の琴線に触れるのだという。
 
 また、日系人のシニアにとって、この映画は当時のカナダの状況を思い出しノスタルジーな気分に浸れる一方で、悲しい過去を想い出させるという。それは何かと言えば映画の中でも描かれた、カナダ人による日系人差別や排斥運動、そして1941年、太平洋戦争の勃発に伴って起きた日系人の強制収容についての問題である。

 強制収容所では、あまりにも酷い生活を強いられたとされるが、それは実際にどのようなことだったのか?

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