>  >  > 想像上の食事ができるダイエット薬

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――1月のトカナは「ダイエット特集」。正月に太ってしまったカラダを“即”スリム体系に戻す方法を、遺伝子・エクササイズ・科学・心理療法などの観点から探る。


■ダイエットの夢が拡がるサプリメント

 あの手この手のダイエット法が巷を賑わせているが、近いうちに画期的なダイエット薬品が登場するかもしれないと「Popular Science」などが報じている。その薬を飲めばなんと身体が食事をしたと“錯覚”して体脂肪を燃やしはじめるというのだ。


■“想像上の食事”「フェクサラミン」とは

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ロナルド・エバンズ教授 画像は「YouTube」より

 米サルク生物学研究所のロナルド・エバンズ教授が率いる研究チームは、マウスを使った実験で過食による体重増加を化学物質によって防ぐことに成功したと、医学誌「Nature Medicine」に発表した論文で主張している。

 この化学物質は「フェクサラミン(fexaramine)」と言い、投与することで体細胞のFXRs(ファルネソイドX受容体)のスイッチを“ON”にし、身体に消化活動を起こさせるものだ。これによって、体脂肪の燃焼が促進され体重の減量が進むということらしい。言い換えれば、フェクサラミンの投与で1回分の食事を摂ったことになるという、カロリーゼロの“想像上の食事”によるダイエット法なのである。

フェクサラミンはたくさんの食事をした時と同じ信号を身体に伝える効果があるんです。それで身体の方は、その食事を受け入れるためのスペースを作ろうとして、体内の備蓄を減らそうとするんですよ。しかしその“想像上の食事”のカロリーはゼロというわけです」とエバンズ教授は語る。

 実験を行なったマウスの血液を調べるとインシュリンのレベルが低下していて、コレステロールや血糖値の値なども薬を投与していない肥満体のマウスに比べて低くなっていたという。

 飲むだけで体内の脂肪をどんどん燃やしてくれるという、「夢のダイエット薬」が遂に人類の手の届くところまでやってきたということになるのだろうか? エバンズ教授の研究チームは、今後は人体での臨床研究を行ないたいと考えている。

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