【近親相姦】鬼畜カルト信者が娘と孫を…!
近親相姦も悪質なソドミーもカルトの教え!? 「ナワーブたちの国家」信者の凄惨な殺人事件!
昨年11月11日。ジョージア州フルトン郡のノースサイド病院の救急病棟に、でっぷりと太った中年黒人男性が小さな赤ん坊を抱えて入ってきた。男はカルバン・マッキントッシュと名乗り「生後15カ月の娘アルセンティの様子がおかしい」とだけ告げ、医療スタッフらが手当てをしている間に立ち去ってしまった。赤ん坊はすでに死亡していたのだが、担当した看護師、医師ともに「ネグレクトだ」と確信した。赤ん坊は骨と皮だけの状態で、死因は餓死。体重はたったの3キロしかなかったのだ。
■目の前に広がる残酷過ぎる光景
病院から通報を受けた警察は、カルバンが住所として書いていた長期滞在者向けのピーチツリー・コーナーズ・ホテル310号室に向かった。そこで彼らが目撃したのは、考えられないほど残酷な光景だった――。
ホテルには、カルバンの娘で23歳のナジュラと、5歳、3歳、3歳の3人の子どもたちがいた。3人の子どもたちは全員痩せこけており、重度の栄養失調に陥っていたが、ナジュラだけは太っていた。
そしてホテルの部屋を突き進んでいった警官はさらに驚くことになる。ガリガリに痩せ、今にも息絶えそうな若い女性が、毛布に包まれ床の上に放置されていたのだ。ナジュラの証言により、この女性は4年前に行方不明になったと警察に届け出されていた21歳のアイシア・スイーティングだと判明。アイシアの体重は小学4年生女児の平均体重を下回る、わずか29キロしかなく餓死寸前。話すことも体を動かすこともできなほど衰弱しており、病院に救急搬送された。
警察の発表によると、亡くなった赤ん坊のアルセンティはカルバンがアイシアに産ませた2人の子どものうちの1人。ホテルにいたもう2人の子どもたちは、カルバンと血の繋がった実の娘であるナジュラとの子ども.で、ナジュラはカルバンから、「指示に従わなかったり、反抗したら子どもやアイシアを絶食させるように」と指示されていた。
でっぷりと太ったカルバンとナジュラの2人と、餓死寸前だった成人女性1人と3人の子どもたち、そして餓死した1歳のアルセンティ――。
一体なぜ、カルバンは絶対的な支配力を持つことができたのか? そして、なぜ長年にわたり、近親相姦や強姦、虐待行為が外部に知られることなく行われていたのだろうか。その鍵は、とある新興宗教にあると見られている。
カルバンと彼の支配下に置かれた6人が暮らしていたホテルには、新興宗教「ナワーブたちの国家(Nuwaubian Nation)」に関する書物が大量に散乱していた。カルバンは「ナワーブたちの国家」の敬虔な信者であり、このカルトの教えに忠実に生活してきたのだ。
■「ナワーブたちの国家」
「ナワーブたちの国家」は1967年に、ドワイト・ヨークという男がニューヨークで立ち上げた「黒人イスラム教徒」を基にした宗教グループ。80年代になると、「黒人イスラム教徒」から「古代エジプト文明」を主体とした新興宗教に変貌し、1993年、ジョージア州パットナム郡に古代エジプトをテーマにした「タマ・リ」という信者用の居住区を作り、活動を活発化させた。ドワイは、北イスラエル王国の預言者で旧約聖書のマラキ書を書いた「マラキ」だと名乗るようになり、UFOやイルミナティ、そしてビルダーバーグ会議(世界の権力者たちが毎年開く陰のサミット)など、ごちゃ混ぜにして説教を説くように。「白人は悪魔だ」と明言する彼の言葉を信じる者は多く、2000年には500人を抱え、「救世主」である彼の誕生日には5000人も信者が「タマ・リ」に集まるまでに急成長した。
■教祖ドワイのセックス三昧の日々
このドワイ。実はとんでもない男だった。信者たちには、家族と離れ離れに暮らすよう命じ、粗末なトレーラーに住まわし禁欲を強いたが、自分は豪邸に住みセックス三昧の生活を送った。「私の道徳は、あなた方の道徳とは違う。天空神アヌは妹と結婚したし、金星の女神イシュタルは息子と結婚した。私はファラオの時代から来たのだ」とのたまい、手当たり次第女性たちを強姦していき、幼女たちにも性的ないたずらをしまくっtていたのだ。
そのような生活がいつまでも続くはずはなく、2002年、ドワイは100件を超える児童への性的いたずらの罪で起訴された。それは、4歳の被害者もいるという畜生ぶりだった。ドワイは、弁護士を通して精神障害だと主張したり司法取引をしようと持ちかけたりしたが、全て認められず、2004年に禁錮135年の刑に処された。
■それから10年後にナワーブ信者が起こした事件だった
現在、「タマ・リ」は政府に没収され破壊されたが、「ナワーブたちの国家」の信者はまだ全米に存在すると伝えられている。カルバンは、まさしくその信者の1人であり、「ナワーブ」の名のもと、近親相姦をし、自分の思いどおりに動かないアイシアと子どもたちに「食事を与えない」という罰を与え、弱者である6人を支配下に置いていたのである。
実は、5歳の子どもに関しては、ジョージア州の児童家庭福祉局が、「健診や予防接種をまったく受けていない。ネグレクトの疑いがある」と目をつけていた。家庭訪問もしていたが、すぐに彼らはヴァージニア州へと引っ越し、住居を転々とし始めたため、同局は居場所が特定できなくなり調査は打ち切りとなってしまった。
ほかの子どもたちは、5歳児のように病院出産ではなく自宅出産で、出生届けも出されていなかったため、児童家庭福祉局は彼らの存在すら知らなかった。防ぐことがとても難しい事件だったのだ。
カルバンだが、アイシアに対する殺人罪と、強姦罪、近親相姦罪、悪質なソドミー(オーラルセックス、肛門性交)罪、身体に障害を持つ成人への虐待罪と児童虐待罪などの容疑で逮捕された。ナジュラも殺人罪と虐待罪の容疑で逮捕、起訴された。
「ナワーブたちの国家」を信じる者が、まだ存在していたことに全米が衝撃を受けたこの事件。アイシアが証言台に立てるまで回復するかは定かではないが、今後行われる裁判で、カルバンの畜生ぶりが明かされることだろう。
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