>  >  > 「歳とともに記憶力低下」は迷信

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0
関連キーワード:

【健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレス/HEALTH PRESSより】

kioku.jpg
年をとっても記憶力は変わらない


「歳を取れば記憶力が落ちるのは仕方ないことだ」と思っていないだろうか? だとすれば、あなたも「カハールの呪い」にかかってしまっている。

 年齢とともに脳は次第に衰えていき、記憶力は下がっていくものだ――。そのように人々が思うようになった原因は、20世紀初頭の、ある人物に起因する。それはスペインの神経解剖学者サンティアゴ・ラモニ・カハールだ。

 彼は偉大な学者であり、神経組織の解剖学的研究に寄与したとして、1906年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。

 記憶はニューロンとシナプスが支えている。シナプスを介して連結されたニューロンの回路に電気が通ることで、ヒトは考え、行動する。何度も電気が通ったシナプスは増強され、電気が通りやすくなり、記憶は強化される――。

 この脳の構造の基本を解明したカハールは、1913年に「20歳を過ぎたら、脳細胞は日々死にゆくばかりで、脳細胞は再生しない」という仮説を唱えた。以来、「成人の脳は衰え行く一方」と人々は思い込んだ。

 この定説が間違っていることがわかったのは、20世紀末の1998年のこと。

関連キーワード

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。