>  > なぜ殺された? イスラム国と日本の誤算

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画像は「YouTube」より

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国(IS)」により、湯川遥奈さんと後藤健二さん2人の日本人男性の命が奪われた。

 そもそも、湯川さんが拘束されたとニュースになったのは昨年の8月のこと。後藤さんも11月にはISに拘束されていたと報じられている。ISはこの時期になってなぜ、拘束中の日本人2人を表に出したのか。政府系シンクタンク研究員のAさんは、「安倍首相の中東歴訪がトリガーになった」と語る。

「ISがここに来て2人を“登場”させた直接の原因は、安倍首相の中東歴訪、特にイスラエルでのネタニヤフ首相との会談と『イスラム国』周辺国への資金援助表明です。

 安倍首相は、ISにとって不倶戴天の敵であるイスラエルで『六芒星旗』を背にして会見を行い、ヨルダンでは『イスラム国と戦う周辺国に、総額で2億ドル程度支援する』と発言しました。日本政府の意図は、あくまでも中東の安定における非軍事の貢献と人道支援ですが、ISは日本の“宣戦布告”と捉えたでしょうね」

 確かに、ISは映像の中で「日本は十字軍に参加した」「イスラム国に対する戦いに2億ドルを支払うという愚かな選択をした」と、日本を強く批判している。

「ISの目的ははなから身代金ではなかったんですよ。身代金2億ドルというのは日本政府が“イスラム国と戦う周辺国”に支出すると表明した額と同額です。つまり、あくまで日本への当て付けだったんですよ。その証拠に、今はヨルダンに拘束中の死刑囚の釈放を求めてますよね。

 ISの目的は、『これまで中東問題から距離を置いてきた日本までもがアメリカと歩調を合わせて介入してきた。世界中のムスリムは団結して立ち向かわなければない!』とアピールして、人とカネを集めることです。つまり、ISは安倍首相の中東歴訪を、ほころびが出始めた組織の引き締めに利用したのです」(同)

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