>  > 福島第一原発作業員で死体写真家・釣崎清隆
東京から二〇〇キロの最前線(ゾーン)/福島第一原発戦記

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【東京から二〇〇キロの最前線(ゾーン)/福島第一原発戦記 連載第1回】

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ウェイストランド/監督・撮影・編集:釣崎清隆』(アップリンク)

 僕は死体写真家である。ヒトの死体を求めて世界中の危険地帯を渡り歩き20年になる。仕事の性質上、必然的に紛争地域にも通うが、僕にとって現場とは何といってもストリートである。戦場よりも個性的で人間くさい死臭を嗅ぐことができると思うからだ。そんな僕だが現在、福島第一原発の作業員として原子力災害安定化事業に携わること1年半におよぶ。震災直後こそは御遺体とあまたの邂逅を得ることになったが、現在はほとんどない(クリスマスイヴに仕事帰りの国道6号線の車中からおがんだ交通事故に遭った女性の轢死体くらい)。実に、僕の目的は死体撮影ではなく、原子力災害の取材ですらない。未曾有の国難にあって非常事態における一国民として国防の義務を果たすべく一兵卒に志願したのだ。僕にとって1Fは紛れもない戦場という認識であり、これはまた国民全体で共有すべきものだと信じる。


■イスラム国拘束事件、発生当日1Fでは…

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画像は、YouTubeより

 たった今、「イスラム国(IS)」に拘束されていた日本人の1人、湯川遙菜氏が処刑された事実が確認されたとの一報を聞いたが、僕がこの原稿を書いているいわき平の自遊空間には、奇しくもジハーディ・ジョン(L・ジニー/リリシスト・ジン)が処刑予告を勤める湯川遙菜氏と後藤健二氏の人質動画が公開された前日の1月19日に、1F、2F構内で同時多発的に死亡事故が発生、明くる20日にも、2Fの別部所でやはり死亡事故が発生するという異例の事態となり、労基が立ち入って安全確認がなるまで1F構内の全事業に停止措置がとられ、平日ながら期せずして1F作業員であふれることになった。戦場に労働基準法を適用する矛盾は、原子力災害の安定化および復興の大幅な遅滞、仕事を奪われた人夫たちの苛立ちとなって現出した。

 まずはご遺族に、心からお悔やみを申し上げたい。だが、これからの日本人のためにもあえて言う。湯川氏は戦後体制の袋小路に迷える日本人の忌まわしき象徴である。去勢され自ら去勢を望みもした日本人は、たとえ〝閉ざされた言語空間〟の虜でなくとも戦うべき敵を取り違えてしまうかもしれない。退屈なこの国を飛び出して、イスラム教徒でもないのに、もしくは軽い乗りで改宗し、陳腐なユートピア幻想を追ってシリアを目指すなど、愚かにもほどがあった。しかも、イスラム教徒を蛮人扱いしても許容されると思い込んでいる恐ろしき無教養。どうやら日本人と欧米人が程度の差はあれ、全く同種の問題を抱えていると信じたいようだが、それは壮大な誤謬であるどころか真逆といっていい。かといって、我々の問題が後進国型というわけでないことは明白だ。

 我々日本人には固有の事情がある。いくら実戦に憧れたって、仏外人部隊に入門して人間性に傷を負ってどうする? 足元の現実の有り難さを理解せず、軽薄な理想主義でIS義勇兵になってる場合じゃない。認識が決定的に甘い。1Fで戦え! 沖縄で戦え! 我々には我々の戦争があるのだ。己が滅びようという危機に他国の心配をしてどうする? 日本人は本当に白痴で傲慢になった。はたまた、人殺しがお望みの者が不純な動機で何かアクションを起こそうと企んでいたとしても、今日本が抱える国難のプロセスがじきにその望みに答えてくれるだろう。解放すべきは、回復すべきは「病める祖国」であるという認識が最重要であり、そんな簡単なことすら解さないことが、日本の深き悩みなのだ。

コメント

11:匿名2016年8月 8日 11:59 | 返信

確かに少し難しい文章ですが、気持ちは伝わってきますね。
危険地帯を何年も渡り歩いてきて、外から日本を見てきた釣崎清隆さんですから
書ける内容です。日本に住んでいて、一度も海外から日本を見たことない、
考えたことのない人には到底わからないと思います。私も海外在住25年目ですが、
本当に昔に比べて日本人は当たり前の愛国心も持てない白痴になりました。
このままではカルタゴのように滅ぶしかないですね。

10:匿名2015年2月15日 15:01 | 返信

偉かぶりすぎな

9:匿名2015年2月14日 14:57 | 返信

まったくそのとおり。簡潔を求める人間が多過ぎて考えることを放棄している

8:匿名2015年2月14日 14:02 | 返信

コメント欄からして“傲慢で白痴“ な輩ばかりじゃないですかー!
簡潔がお望みならこのサイトよりlivedoorニュースを見ましょう

7:丸野裕行2015年2月12日 05:41 | 返信

>>5

文章は、素人が読みます。
どちらにしても簡潔さと読みやすさが
必要です。

5の方、伝える者は
相手の読解力も考えて
伝えないといけないのですよ。

6:匿名2015年2月11日 20:00 | 返信

震災から4年、人々の記憶から消え去り誰も語らなくなってしまった
自国も維持出来ない者が世界を相手に出来るわけがない
現場の過酷さは戦場そのものなのだろう
悲惨さを伝えたいのは分かるのだが要点が定まらず
政治批判をしたいのか現場を伝えたいのかハッキリしない

5:匿名2015年2月11日 13:50 | 返信

読解力ないやつ多すぎ。そして簡潔にとかいってるやつ馬鹿すぎ

4:匿名2015年2月11日 13:05 | 返信

もっと完結にどんな状況か教えて欲しいんですけど。


3:匿名2015年2月11日 12:54 | 返信

興味深く読みました。第二回も楽しみにしています。

2:匿名2015年2月11日 12:15 | 返信

ブレブレな記事だな。そもそも死体写真家ってアピールいらない。

1:匿名2015年2月11日 11:37 | 返信

思想に偏ったワケ分かんねー文章だな
2,3行読んだだけでもう意味不明
文章がうまいライターに翻訳し直してもらえよ

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