>  >  > 16歳少年15人を殺害、地獄の30分

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 今から20年前の1995年9月、フランスで16歳の少年が15人を殺害し4人を負傷させるという無差別殺人事件が発生。まず、実母と義父、異父弟を殺害した少年は、翌日、唯一の友だちを殺した後、30分間で11人を射殺、4人に重傷を負わせた。そして、その直後、自殺した。

 自殺したため、動機は不明だとされているが、育った環境が彼を殺人鬼にしたのだと同情する声も上がったエリック・ボレルによる無差別殺人事件。わずか16歳で次々と人を殺したエリックという少年は、一体どのような環境で育ったのだろうか。


■絶対服従の環境下 ― エリックの生い立ち

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義父、母、真ん中がエリック、前に義弟「murderpedia

 エリック・ボレルは1978年12月11日、軍に従事する父と母のもとに誕生。両親は生後間もなく離婚したため、フランス中部の都市、リモージュに住む母方の祖母に預けられた。母親は面会に訪れるのみだったが、恋人と同棲を始めたことがきっかけで、エリックが5歳の時、引き取ることに。嫌がるエリックを連れてソリエスポンでの新生活を始めた。

 エリックの母、マリー=ジェンヌ・ビッシェはカトリック支援団体の活動家であり外見上は宗教熱心な真面目な人だったが、家庭内では独裁的で、幼いエリックに対して絶対服従を強いた。エリックのことを“罪深き子”だと信じ、殴るなどの残酷な虐待をした。母の恋人で、後に義父になるイヴ・ビッシェもエリックを怒鳴りつけ、叩いたり殴ったりの暴行を加えた。

 この男の実の息子は、「父はいつもエリックに優しく接していた。彼が家に持ち込んだ鶏とかの小動物のために小屋を作ってあげたこともあったんだ」と証言しているが、周囲はそういう印象を受けていなかった。エリックが8歳の頃、外で遊んでいるときに腕を骨折するという大怪我を負ったことがあったが、彼は家には帰宅せず、傷みにもがきながら草陰に隠れていた。家はエリックにとって安心でいる場所ではなかったからだ。

 高圧的な母とその恋人との生活はエリックを暗い子どもへと変えた。口数の少ない大人しい子どもだった彼には友人もおらず、時間があると庭で鶏と遊んでばかりいた。そして、離れ離れになった父への思いを募らせるようになり、軍隊に対して強い関心を抱くようになっていった。武器に興味を持ち、エアガンを手に入れてスズメを撃つのが趣味になった。義父の息子に、「ボクの父はインドシナ戦争で英雄的な戦いを見せたんだ」と自慢したこともあったという。

 エアガンでスズメを撃っていたと聞くと「とんでもない問題児」という印象を受けるが、エリックは大人しく真面目で学校の成績はよく、規則にもきちんと従う優秀な生徒だった。

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