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献体」という言葉には、なにやら畏れ多いイメージがある。今回は、献体先進国と呼べるアメリカでの「知られざる献体の世界」をリポートしてみようと思う。

■献体の方法A to Z

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IIAM」の募集要項より

 献体というと、医学部の解剖教室に横たえられた姿を想像する人が多いかもしれない。だが実際は、科学もしくは新しい医学技術の実験台に使われることも珍しくない。「Medical Daily」によれば、医学の発展のために利用されることに変わりはないが、献体に同意したが最後、自分の死体がどのような分野で、どのように解剖されようが口を挟む余地はないという。まさに「死人に口なし」。

1、ドナー登録先を決定

 アメリカで献体登録するには、いくつか方法がある。医学部のある大学、または国際高度医療研究所(IIAM)、アメリカ組織バンク協会(AATB)などのドナー団体に連絡をするなどの方法だ。どうしても医学部での解剖を望むのであれば、直接大学に申し込むのが確実だろう。ドナー団体にコンタクトした場合、世界中に10ヵ所ある施設のひとつへ運び込まれる可能性が高くなるからだ。

2、スクリーニングを受検

 最初の話し合いの後、スクリーニングテストへと移る。これをクリアしないと登録を受けつけてもらえない。驚いたことに、この段階で落とされる人もかなりいるそうだ。

「献体希望者で我々が受け入れるのは全体の30パーセントだけです」と、オレゴン州を拠点とする献体コーディネイト会社「BioGift Anatomical」のマイケル・ピア研究所長は語る。同社では、伝染病歴の有無など医学的なものから社会生活に関するものまで質問され、また極端な肥満は却下される。テストに合格すると正式な委任状や献体の流れを説明したガイドブックや家族や主治医に手渡すためのカードなどが送付される。

3、死亡宣告直後

 事前登録が済み、実際に亡くなった時はどうなるのだろうか? 死亡宣告がされると、家族もしくは医療関係者らによって、本人が契約したドナー団体に連絡がいく。そこで再度、生前の全ての医療履歴、生活事情に関するチェックが行われる。これはドナーの死亡時における厳密な健康状態を知るため必要となる。残念ながら、生前のスクリーニングに合格した人でも、ここでNGとなることもあるそうだ。また事故による遺体の激しい損傷や伝染病に新たに感染した場合などもNGの理由とされる。これらが全てクリアすれば、いよいよ献体準備に入る。

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