>  > 横暴な米国警察官が“キレまくる”一本の動画

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巴有亜生

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 米NBCニュースのサイトにこんな見出しの記事が、テレビ局でのインタビュー映像と共に掲載されました。

Cop in Viral Uber Rant Video Apologizes, Says Emotions Got the Better of Him

 日本語の見出しなら、『タクシードライバー激怒騒動で炎上中の警察官、謝罪 “ついカッとなりました”』といったところでしょうか。

 これは、スマートフォンとインターネット、SNSが存在しなければ、アメリカでも、特に最も口の悪い市民を持つニューヨークなら、ニュースになるような事案でなかったことは確かです。以前なら、ニューヨーカーは「今日はまったくひでぇ目にあった」と、日常の一コマとして片付けた程度のことなのですが(酒の席の肴)、映像に収められたものを見ると、とんでもないパワーハラスメントとして映ります。拡散したビデオのインパクトは強烈なものです。

動画のストーリー

 覆面パトカーに乗っていた警官が、路肩の駐車スペースにクルマをバックで入れるために路上に止まっていた。ハザードもウィンカーも点滅させていない。ここに後ろから走ってきたタクシーの運転手が、クルマが道をふさいでいることに両手を挙げて抗議。追い越しざまにも、警官に対し抗議の意思を表明。これに腹を立てた警官が、非常灯を点灯させてタクシーを追跡、停止指示。ドライバーに免許証の提示を求めるも、拒否されたため激怒。交通違反を犯したわけではないドライバーに対して、この上なく礼節を欠いた態度で怒りをぶちまける。

 警官が怒って自分の言い分をまくしたて始めると、後部座席に乗っていた乗客の1人がビデオ撮影を始め、警官の顔も、乗っていたパトカーのナンバーもバッチリ映像に収めました。撮影者も、警官の言い分や不遜な態度に全く納得がいかない様子で、警官がパトカーに戻っている間に、タクシードライバーに「これビデオに撮ってるから必要なら言ってくれ」と申し出ています。

動画は、YouTubeより

 ドライバーは交通違反を犯していないのですから、クルマを止められた正当な理由の説明を受ける権利がありますし、『追い越しの際の態度が気に入らない』は正当な理由になるはずがありません。普通に中指が飛び交うニューヨークの交通事情を知っている地元警官が、この程度のことで職務中に激高していては仕事になるはずないのですが、今回の件は、まったくもって権威を笠に着た弱い者いじめに他なりません。

 タクシードライバーは警察に苦情を申し立て、このビデオの存在もあり、警官の身元はすぐに判明しました。事態を重く見たニューヨーク市警察(NYPD)は、すぐこの警官パトリック・チェリーを任務から解いてデスクワークに異動させたということです。

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