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風俗という戦場をルポする売れない漫画家たちの、悲惨な座談会(前編)

 今や日本の漫画はクールジャパンなどといって、国内外を問わず評価されるまでになった。だが、一口に漫画家といっても千差万別だ。アニメ化や映画化される漫画家が光だとすれば、単行本が発売されることもなく、ましてや映画化など一生されるはずがない、風俗というドン底の闇をルポし続ける風俗漫画家たちもいる。今回は我々の知らない彼らの生きざまと功績を紹介する。

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こんな漫画家になりたくなかった 風俗体験取材28年間の苦悩』(コアマガジン)

漫画家生活33年(55歳 独身) 
A(風俗ルポ漫画家歴28年)

先日、半生を振り返った恥本『こんな漫画家になりたくなかった 風俗体験取材28年間の苦悩』(コアマガジン)を出版。漫画作品では単行本を出版できないでいるが、なぜか文章の本を4冊も出版。しかも、そのうちの1冊は10万部を突破(笑)。

漫画家生活25年(46歳 独身)
B(風俗ルポ漫画家歴16年)

働き盛りヤリ盛りの四十路漫画家。過去にはメジャー誌に作品が掲載されたこともあるが爆発的ヒットにはつながらず、風俗ルポ漫画家に……。今もメジャー誌連載はあきらめていない。

漫画家生活5年(24歳 独身)  
C(風俗ルポ漫画家歴2年)

エロ漫画家から風俗ルポ漫画家へ。デビュー以来、掲載はすべてWeb漫画。Gペン、丸ペンさえも握ったことがないという若手漫画家。

■風俗ルポ漫画家になるきっかけ Aの場合

――風俗ルポ漫画家になられた経緯を教えてください
A「某大学の経済学部でマルクス資本論を学び、卒業後に漫画家になりました。来る仕事拒まずという姿勢で、空いている椅子を見つけては座りを続けていった結果が、風俗ルポ漫画家でした」
――いろいろな出版社から依頼が来るのはすごいですよ
A「名前のある作家さんに断られて、最後に頼みにくるところって感じですよ。まぁ、要するに便利屋的な役割を担っています」

■風俗ルポ漫画家になるきっかけ Bの場合

B「わしの場合は、有名漫画家のアシスタントをやっとった時に、出版社に持ち込んだ原稿が雑誌に掲載されたんで『よし! これから売れっ子漫画家や』と思い21歳で独立。しかし、わしの才能に気がつかない編集者ばかりで(笑)。その後は、持ち込んでもボツばかり」
A「いろいろな出版社を回ったの?」
B「大手ばかりですけどね。描いてもボツばかりで貯金ゼロになってもうて、それで自分より先に独立していた先輩に相談に行ったら、エロ系の編集プロダクションを紹介してくれて、そこから風俗ルポ漫画家に……」
――その先輩も風俗ルポ漫画家ですか?
B「先輩は少年誌デビューしたけど、やはり連載が持てずに、今はエロ漫画家やっています。しかも50歳を過ぎてまだ童貞を捨てられていないという……」

■風俗ルポ漫画家になるきっかけ Cの場合

――この中で、一番の若手のCさんですが、なぜ風俗ルポ漫画家になろうと?
C「ボクは、ネット上のサイトで風俗ルポ漫画家募集を見つけ、応募してみたところ、採用されたからという理由ですね(笑)」
A「ネットの原稿料は、ちゃんと支払われている? オレの知人で、ネットで募集していた企業パンフレットの仕事をしたら、オールカラー32ページ漫画原稿料未払いのままサイトが消えたって話を聞いたけど……」
C「ボクが仕事をもらっている会社の支払いは、しっかりしていますね。漫画原稿を納めた翌週には、原稿料が振り込まれていますから」
B「多くの出版社の場合、原稿料が振り込まれるのは原稿を納めて、さらに本が出版されてから2カ月後なのに。うらやましいなぁ」

■超高級店での“おもてなし”

――風俗ルポ漫画家をしていて、よかった話を聞かせてください
B「女性の容姿よりもテクニックを優先するようになったこと、あとはなんといっても、原稿料まで頂いて、いろいろな風俗嬢を相手にしたことですかね」
C「それに尽きますね。あと、貧乏をしのぐために、もやし料理のレパートリーが300品以上できるようになったことととか(笑)」
A「オレの場合、バブルの時代に体験した90分10万円のソープ取材なんて、自分では絶対に行けないから、本当に感動モノでしたね」
B「さすが大ベテラン。今の出版業界では絶対に無理や。それで、感想は?」
A「相手をしてくれた女性は顔もスタイルもモデル並み。勃起した瞬間に『光栄です』なんて、さりげなく言われたりして、まさに感動の連続……。しかし本来、根暗で貧乏性なオレには、上品すぎる女性とのひと時は、なんだか居心地が悪かったな」
B「ちなみに売れっ子漫画家たちは、本当に高級風俗が好きやからね。表向きは趣味とか、酒と言っている人が多いけど、某大物漫画家なんか京都の芸者に入れ込んじゃって、半年以上休載なんてありましたな」
C「変な噂を立てると叱られますよ」
A「売れっ子漫画家さんは、オレらみたいなクズ漫画家なんて相手にしないから。鼻で笑っておしまいですよ……」

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