>  > もしも、宇宙飛行士が宇宙で命を落としたら?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント1
関連キーワード:

宇宙飛行士

,

山本睦徳

,

火星

0416uchuuhi_main.jpg
※イメージ画像:Thinkstockより

■もし不幸にも宇宙飛行士が宇宙空間で亡くなったら…

 NASAは2030年代に人類を火星に送ることを目標にしている。火星まで片道だけでも半年以上かかるため、往復では1年以上に及ぶ長期間のミッションだ。前人未到の挑戦ゆえ、なにが起こるかはわからない。不幸にも宇宙飛行士が飛行中、あるいは火星に着陸、また滞在中に亡くなる場合もあるだろう。そのような事態が発生した場合、どのように対処するのだろうか。

 遺体は亡くなった時から腐敗が始まってしまう。そのまま放置すると他の乗組員にとって健康上、または精神的な面で悪影響を及ぼす。この重大な問題に鋭く斬りこんだ記事が『Business Insider』に掲載されたので読み解いていこう。

■宇宙で死亡したらどうなる!?

0416uchuuhi_02.jpg
※画像:『Business Insider』より

 現在最も宇宙空間に滞在しているのは、通常6カ月間国際宇宙ステーションに行く宇宙飛行士たちだろう。彼らは、出発前に健康チェックが徹底的に行っている。まず、NASAは宇宙飛行士が「死亡した場合の対処」よりも「死亡そのものを防ぐ」方に重点を置いているようだ。

 実はNASAの正式なマニュアルにはないが、宇宙飛行士は“死”のような最悪の事態に対処する訓練を受けているという。世界で最も経験豊富な宇宙飛行士のひとりとして知られるクリス・ハドフィールドは、自らの著書『地球に無事帰還するための宇宙飛行士の手引き』で「死亡事故シミュレーション」について述べている。それは宇宙で同僚の飛行士が亡くなった場合、遺体をどのように処置するのか、遺族には誰がどのように伝えるのかなどを話し合う、ディスカッション形式の訓練だという。

 NASAは火星へのミッションを計画し、マーズ・ワン(火星移住を計画している会社/現在詐欺疑惑が囁かれているが…)やスペースX(宇宙貨物の会社)のような民間企業も火星での居住を前提に活動している。これからの時代、火星と地球との往復の最中に、要員が不幸にして死亡する可能性はけして低くはない。

 SF映画のように遺体を「宇宙葬」として宇宙空間に放出すればいいという意見もあるだろう。だがそれは国連の決議によって禁止されている。もし遺体を宇宙空間に投棄すると、他の宇宙船に衝突する恐れや生物が生息する惑星があったとして、そのようなところに遺体が到達した場合、地球外生物が寄生する恐れもあるためだ。

関連キーワード

コメント

1:匿名2015年4月21日 11:50 | 返信

遺体を肥料にするというのは、70年代終わりのカンボジアでは一般的だったようです。遺体が多すぎたという理由もあるようですが。

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。