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※イメージ画像:Thinkstockより

■“傘は天下の回りモノ”? 急な雨でふと見つけた他人の傘を拝借したらどうなる?

 天気予報で、雨が降らないと言われたが、実際に出かけてみると外出先で雨に降られてしまうことは珍しくはない。そんな時、ふと電車の隅や傘立てに傘が放置してあったら、アナタはどうするだろう?

 「傘は天下の回りモノ!」

 などと勝手に思い、傘を拝借したら、それは立派な犯罪だ。

■傘パクをするシチュエーションによって罪名が変わる?

 他人の傘を持ち去ることに関して、弁護士資格を持つ渡部氏に聞いてみた。

「一言に“傘の持ち去り”といっても、抵触する罪状には2種類あります。まず、電車やバスの中などで、明らかに置き忘れられた傘を拝借した場合は、『占有離脱物横領罪』になります。落とし物をそのまま自分のモノにするという、まぁ、いわゆるネコババですね。

 一方、コンビニや会社の事務所などの傘立てに置いてある傘を勝手に持ち去った場合は『窃盗罪』が成立します。傘立てというのは、お店であっても会社であっても、それを管理する人がいるわけです。したがって、たとえ何日間も放置されている傘であっても、誰かの管理下にあるモノを無断で持ち去れば、立派な『盗み』になります。

 ただし、故意に傘を持ち去ったのではなく、傘を間違えてしまった場合は基本的に窃盗罪は成立しません。しかし、後で間違いだと気づいた時点で占有離脱物横領罪になりますので、速やかに返却しましょう」

 占有離脱物横領罪の量刑が、1年以下の懲役又は10万円以下の罰金なのに対して、窃盗罪は10年以下の懲役又は50万円以下の罰金だ。大きな違いが存在する。

■傘パクで逮捕もされちゃう?

 傘でさえ、盗んでしまうと逮捕されることはある。これで捕まるケースで最も多いのは、盗むところを傘の持ち主に見つかるパターンだ。忘れ物や落とし物である傘を拾って持ち去る時に、たまたま持ち主が現れることは少ないが、窃盗罪が成立する傘立ての傘を盗む場合、持ち主に見咎められるケースは少なくない。

 窃盗罪は「私人による現行犯逮捕」が可能なので、傘の持ち主に取り押さえられ、警察に通報されてしまえば、窃盗罪で逮捕され、最悪の場合留置場に入れられてしまう。また、この時に暴れて抵抗したら、状況次第では「暴行罪」や「傷害罪」、あるいは「公務執行妨害」などの罪が追加されるだろう。

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