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 2010年、アメリカ海洋大気庁の深海探査艇「パイシーズ」が、ルイジアナ州沖合約300kmのメキシコ湾で、得体の知れない魚を発見した。この不思議な深海魚はサメの一種と思われたが、当時の研究者たちは正体を突き止めることができず、長らく冷凍保管されることになる。そして5年の歳月を経て、ついにその正体が判明したようだ!

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画像は「YouTube」より

 複数の海外メディアが報じたところによると、謎の解明に取り組んだのは、アメリカ海洋大気庁のマーク・グレイス博士と、テュレーン大学の生物学者マイケル・ドージー博士だ。彼らは学術誌「Zootaxa」上で、不思議な深海魚の正体が「フクロザメ」というサメの一種であったと発表した。

 この「フクロザメ」、過去に1度しか発見されたことがない、極めて珍しいサメであるという。1979年にペルー沖の太平洋で発見された第1号(体長約43cmのメス)の標本は、現在ロシアの博物館に収蔵されているが、その後30年以上、人類は「フクロザメ」との再会を果たせずにいた。そして今回、メキシコ湾で発見された謎の深海魚が、記念すべき第2例目であったことが判明したというわけだ。博士たちは、標本を傷つけずに検査するため、最新機材のあるニューヨークやフランスにまで足を運んだという。

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画像は「YouTube」より

 さて、2010年の「フクロザメ」は体長約14cm、体重14gほどの小さなオスであり、生後数週間であったと考えられている。ドージー博士は「とてもかわいいんですよ。小さなクジラのように見えます」と語るが、その愛らしい姿の一方、まだまだ謎に満ちた部分も多いようだ。

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